家族をディズニーランドに連れて行ってあげたい。
子どもって、親の影響をものすごい受けるんですよね。
ディズニーランドに行きたいってたまに話題に上がるんですが、
うちにはお金がないから……って子どもが言うんですよ。
僕らの口癖をそのまんま子どもは覚えちゃうんですよね。それが情けなくて、このままじゃダメだと。
雇われの店長は先が見えてる。
僕は子どもに色んな風景を見せてあげたい。ディズニーランドでも、海外でも、
家族で色んな場所に行けるような、そんな自由とお金が欲しいんですよ
札幌でとある古着屋チェーンの管理職をされている、Sさんとお話しました。
Sさんは、高校1年生と小学校2年生のお子さんがいるのですが、家族をなかなか外に連れて行ってあげることができない、家族で色んな世界を見に行きたい、まずはディズニーに連れて行ってあげたい。そんな想いを胸に、僕のところにやって来ました。
世界を飛び回るだけがパワートラベラーではない。
「企業や組織に属すことなく世界を自由に飛び回る力をつける」
これが、僕がパワートラベラーとして目指している状態です。しかし、実際に僕のところに来る方というのは、海外には興味がありつつも「飛び回る状態」までは求めていない方がほとんどです。
- 家族やを色んな場所に連れて行きたい
- 年に数回海外旅行に行きたい
- 企業に属さずに出来る仕事をしたい
そんな状態を求めています。
周りにいる人たちを大事にしながら今よりもっと自由になりたい。北海道では6名の方と対面でお話しましたが、自分らしく生き、仕事をして周りの大切な人と幸せに暮らしたい、そんなささやかな状態を目指している方がほとんどでした。
世界を自由に飛び回る状態とは?
僕はパワートラベラーを名乗って活動をしていますが、必ずしも「旅」というものを絶対視していません。
ただ、
日本にしかいられない状態と
日本が好きだからいる状態、
ここにしかいられない状態と
ここでも、どこでも行ける状態は
根本的に違います。
そして僕は、
選択できる行動半径が広がり時間と場所に縛られない状態を「世界を自由に飛び回る力をつける」という言葉で表現しています。
いつでも家族を連れてディズニーランドに行くことができる状態。それは、僕が目指すパワートラベラーの理想となんら変わることがありません。
誰もが自由になれる。しかし、そのためには具体的な力がいる。
僕はうつ病になって仕事を辞めた時、半年ほどベッドに寝ていた時期があります。
そのとき、自分の方向性に悩み救いを求めてもがいていましたが、ただ悩んでいるだけでは毎日は何も変わりはしませんでした。
変化を求めてたくさんの本も読んでみました。自己啓発、人生訓、ビジネス書……音楽や映画、芸術にも触れてみた。しかし、実家に縛られている自分の状況、目の前に広がる風景は変わりませんでした。
この風景を変えるには具体的な力がいる。企業や組織に雇われる以外の、自分ひとりでも生計を立て、将来は誰か大切な人を養えるだけの力が。
その力の必要性を、心の底から認識したとき、僕は素直に動けたのだと思います。
Sさんは家族をディズニーランドに連れて行く力を手に入れるために動き出しました。
僕もSさんを応援するためチームパワートラベラーの一員に迎え入れ、一緒にサイトを作ることにしました。
Sさんの行動が、家族に夢を与えるだけでなく、同じような悩みを持つお父さん方を刺激し、行動を促すようなそんな一歩になればと思っています。