今日は広島県の尾道市で、パワートラベラー実践会の集まりに参加してきました。尾道滞在はこれがはじめて、主催は、卒業生メンバーの松崎さんでした。
この日の参加メンバーは8名。
うち7名は卒業生メンバーで、東京や岡山、神奈川、大阪と各地からのシェア会のために集まりました。平日昼間にふらっと、尾道に集まるメンバーがいることに、フットワークの軽さと自由さを感じます。
(僕が旅する生活をスタートした時と同じように、月18万円を稼げるようになったメンバーは卒業認定しています)
今日、久しぶりにお会いするメンバーも多かったのですが、
皆、
PC一台で稼ぐ力を身につけ自由になった後で、どう生きていくかを定め、それに向かって進んでいる姿が素敵でした。
松崎さんのように、旅行先で気に入ったという尾道市にパッと家族で移住するメンバーもいれば、
子どもには海外の教育を受けさせたいと、マレーシアの居住ビザを取得し教育移住の準備を進めているメンバーがいて、
チェンマイやハワイ、日本を旅しながら過ごす中で、おすすめのノマドカフェを紹介した本を出版しているメンバーがいて、
子どもと日々たのしく暮らしながらも、企業勤めもたのしいからと、来春には職場復帰を予定しているメンバーもいて、
進む方向はバラバラながら、「どんな生き方も選択できる力」を持ったメンバーたちの姿は、とても逞しかったです。
卒業生が集まっていることもあって、
「阪口さんと出会って人生が変わりました」
と、光栄にも言っていただいたのですが、
メンバーの姿をみていると、僕と出会って人生が変わったというよりも、本来その人が歩みたい人生に戻った、という印象を受けました。
僕は、マレーシアに移住をしたら、とも、尾道に住んだら、とも、企業勤めをしたら、とも何も言っていません。
選択したのは彼らで、その表情をみると、もともと生きるべき人生は彼らの中で決まっていて、その人生を選択できる力を持つ、その手助けができたのかなと感じました。
時間や場所が変わっても生きる力がついている状態を、僕らは、
「パワートラベラー化」
と呼んでいますが、
このパワートラベラー化、これまでは、僕同様に病気や性格的に企業ではうまく働けない人向けに、生き方の代替案として提案してきたのですが、
最近は、
「企業で働く人も、そうでない人も、自分で稼ぐ力は持っていても良いよね」
と思うようになりました。
現在、実践会では83名の卒業生がいて、PC一台あれば世界のどこでも稼ぐ力を皆持っているのですが、うち何割かは、
「企業で働いているのが面白いし、勉強になるから」
という理由で、企業で働いています。
コンサルタント、という形で関わっている人もいれば、企業内のプロジェクトを請け負っているメンバーもいます。国内外どこでも好きな所に住む力を持っていたとしても、何割かは、固定の場所に暮らし企業で働いています。
パワートラベラー実践会も今年で5年目を迎え、パワートラベラー化を叶えた後のモデルケースも沢山出てきました。
月18万円で卒業なので、最初は生活するのに精一杯、これが続くのか不安。といったことも聞いていましたが、現在ではすっかり逞しくなり、生活するのにも十分な収入も得ているので、その収入を元手に、やりたかった生活を叶えています。
僕が最初に掲げたような「PC1台で世界を旅する」という生活が理想でなくても、何かやりたい事があり、それが現在の仕事や生き方で叶わないのであれば、
ひとまず、
パワートラベラー化を叶えて、それを足がかりに自分のやりたい人生に戻って欲しいと感じるようになりました。
今回の尾道シェア会で、パワートラベラー化を成し遂げ、自分が思う生き方を自由に選択しているメンバーの姿をみて、その想いがいっそう強くなりました。