先月、パワートラベラー実践会の金沢シェア会を開催しました。
卒業生のYOSHIさんのご自宅で開催したのですが、そのとき、卒業に向けて二人三脚で一緒に頑張ってきた、奥様からもお話を聞きました。
YOSHIさんはサイト経験が未経験ながらも、子供が生まれるタイミングで会社をやめ、サイト作成の道を進まれました。
もともと奥様はご主人のサイト作成を応援していると伺っていたのですが、詳しく聞いてみるとそこに僕が想像している以上のストーリーがあったので、パワートラベラー実践会で初めて、卒業したメンバーの奥様から見た「卒業メッセージ」の執筆を依頼し、それが届きました。
パワートラベラー的な働き方を夫婦で目指されている方にぜひ読んでいただきたいです。
YOSHIさんの奥様からいただいた卒業メッセージ
0.私の経歴
35歳も過ぎてウェブデザイナーとして起業した私は、5年ほど続いた結婚生活も破綻してしまい離婚して1人でした。
自分で稼ごうと必死になりすぎたのか、クライアントや外注さんとの折衝など仕事のストレスから原因不明の頭痛になりました。帯状疱疹とという病気で、頭皮にストレスから出来物ができ、頭痛に見舞われる病気です。立っていられないほどで、1ヶ月ほど寝込んでしまったのです。
そのどん底状態になったとき、ここまでして働いて、自分は今後どう生きたいのか、どんな人生が送りたいのかを深く考えました。
そんなとき湧き出たのは1度きりの人生を「普通」に生きたくない、という強い気持ちでした。サラリーマンと再婚し、マイホームを購入してローンに追われて、一生決まった場所で、毎月同じ給料、そんな人生は嫌だ。わたしにしか送れない人生が送りたい!学ぶこと、楽しいこと、旅することが好きでした。一生学び続け自分も成長でき、世界の見たことがない場所で住み暮らす、収入も自分で増やせる、変化に富んだ自由な人生を送りたい。
その後もそんな思いを抱えながらも、どうやってそれを実現すれば良いのか、わかりませんでした。わたしの周りにはそのような生き方をしている人はいませんでした。
1.地方からトークライブに参加
そんな時に阪口さんのことをFacebookで知りました。パソコン1台で世界中を旅しながら暮らす。これだ!と確信めいたものを感じました。
東京で阪口さんの出版記念講演がある、と知り、まさに運命というようなものを感じて、急いで申し込みしました。石川に住んでいましたがこのために東京まで夜行バスで行き、一番前の席で話を聞きました。
初めて見た阪口さんは、思ったよりも線が細く自信が無さそう、緊張しているような感じがしました。本の中にあったうつ病だったというのはやはり本当だったのだなあと思いました。ですが、その話の内容はまさに私が実現したいライフスタイルそのもので、話しの中身もどうすれば実現できるかを筋道立てて解説してくれました。
一番左の赤色の服を着ているのが私です。少しでも目立ち覚えてもらえるようにと、赤色の服を来ていきました。いつもは緊張して絶対しないのですが、気がつけば夢中で挙手して質問しているほどの感動でした。
実際、思い通りの生き方を体現している方にお会いしたことに、大いに刺激を受けながらも、現在している仕事の忙しさを言い訳に、アフィリエイトもスタートできないまま、数年が経ってしまいました。
2.結婚
また、以前と同じ生活を続け、年齢も30代後半を過ぎ、どうしようもない孤独感を抱えていました。さらに趣味のジョギング中に商売道具である右手を骨折してしまって、ギブス生活に。全治一ヶ月でした。収入も途絶えてしまいました。パソコンで仕事も出来ず、茶碗洗いもできない。することもなく、どうしようか。。。。またふつふつとパワートラベラーのことを思い出しました。こんなときにも収入が途絶えないのはどんなに心づよいだろうか。。。
骨折で意気消沈していたときに出会ったのが主人でした。
初めて会った時に、「世界中旅しながらパソコン1台で自由に生活したい、という生き方」に共感できるか聞いてみました。たまたまフィリピン留学の経験もあり、海外生活にもすごく興味がある、家族で海外で生活するのもいいね、と話してくれたのです。この人こそ将来のパートナーだ!と確信し、その日に興奮して結婚前提にお付き合いしましょうと私から話したと思います。
結婚を決めた当初、周りに人からは不思議がられました。主人は会社勤めのサラリーマン、貯金も無く、パソコンも苦手。アフィリエイトをやってうまくいく保証など無かったのですが、同じ方向の思考を持っていれば必ずうまくいく、と不思議な絶対的な自信がありました。
また、骨折した私のことをすごく気遣ってくれ、支えてくれたのも決めてになりました。
その後、スピード結婚。幸いにも、赤ちゃんを授かることができました。
3.第一子誕生と同時に無収入のピンチ
主人はたまたま勤めていた会社でうまくいかなくなり、そんな時に、阪口さんの本を渡してみました。阪口さんの本を読んで、パワートラベラーという働き方をようやく理解してくれたようです。
パソコン1台で現地で働かなくても収入があり、海外で暮らせる、しかも家族でできる、それが叶えられるのがこのパワートラベラーだ、と確信していたようで、すぐにパワートラベラーに入会してくれました。
わたしからすると、自分では仕事や子育てがありなかなかチャレンジは出来ていないけど、内容を見ても間違い無い内容であるパワートラベラーに入会してくれたのは本当に嬉しかったです。それから夫婦の共通言語もどんどん増え、思考も似ていきました。
翌月には、大阪で行われたシェア会に身重の体で参加。大阪まで車で4時間はずっと阪口さんの音声を聞きながらです。
会場では憧れの阪口さんに再度お会いすることができました。阪口さんは初めて会ったときより、自信に溢れた堂々とした話しぶり。見た目にも紳士の雰囲気が漂っていました。国内や海外でたくさんの経験を積まれている様子が伝わってきました。サイトのアドバイスも直接いただき、ますます意識が高まっていきました。
入会から3ヶ月後、息子の誕生を機に、逆に会社を辞め、アフィリエイト専業になってしまいました。
両親は心配でいられないようでした。わたしの仲の良い友達にも、心配されました。
「子供も産まれてどうやって養っていくんだ、すぐに働きに出ろ!」と主人の父は怒って会いに来ましたが、意思は固く決して曲げませんでした。
わたし自身も、信じてはいたものの、生活していけるかが不安でした。なので、1年を期限として、卒業の金額18万に達しなかった場合は働きに出てほしい、とお願いしました。
4.二人三脚で卒業に向けての努力
スタート時、主人はアフィリエイトは知らない、営業しかしたことがない、パソコンも苦手という状況でした。
まずパソコンの使い方がわかっていない、SEOって何?というところからのスタートでした。正直この状態で大丈夫なのか、心底心配になりました。
そこから、最初は本当に初歩的なことも聞かれて、一緒にサイト設計を考えたり、リライトを手伝ったり、相談に乗っていましたが、阪口さんの教材で学び、どんどんわかるようになってきて驚きました。いつの間にか自分でほぼ完結するようになっていて、わたしよりも詳しい分野も出てきました。
ゆっくりとしたペースですが、コツコツ地道に記事をあげていく姿には本当に頭が下がりました。私の性格的にすぐに結果のでないことに努力できないタイプで、それに対し主人は、夢に向かって実直に行動し続けていきました。
ですが、サイトの記事数が50記事を超えても、どれだけ待ってもアクセスが上がりません。キーワードの順位も上がってこず、サイトが無いのも同じ状態。もちろん収益も0です。
サイトの方向性に意見して、喧嘩にもなりました。彼はすごくサイトに愛着があるので意見を曲げないのですが、私も早く収益を上げてほしいので、必死で意見します。喧嘩してもいつも彼の方から折れてくれるのは本当に感謝です。
さすがに半年以上も無収入が続き、やはり無理だったのだろうか・・・心配になり、「早めに諦めて仕事に出てもらったほうが良いのでは」と何度も頭を過りました。
真相を知りたくて、赤ちゃんを連れて向かった大阪シェア会。阪口さんに「これならいけますよ。このキーワードでこの順位なら卒業できます」とはっきり言われたときには信じられませんでした。
ですが、数カ月後、本当に卒業できたのです。
今でも信じられないのと同時に、本当に信じて着いてきてよかったと思います。
5.卒業と同時にあの阪口さんが自宅に!
卒業メッセージで石川県でシェア会を開催してほしい、と話したことをきっかけに、阪口さんがなんと自宅でシェア会を開いてくれることになりました。
自宅はDIYでリフォームしていてオフィスを兼ねており、時折レンタルスペースとしても使っています。
数日前から大掃除をし、当日を迎えた日は夢のようでした。WIFIパスワードの紙も手作り、子供用品はすべて物置へ。
入念にプレゼン資料を準備し、阪口さんに卒業までの主人の発表も聞いていただいて、息子まで抱っこしていただきました。いつも音声を聞いていた、そして私の人生を良い方向に変えてくれた恩人がまさか家に、、、と夢のような1日でした。
集まってくださった皆さんも気持ちの良い人達ばかりで、今後もこのようなコミュニティにい続けたいと感じました。
6,一緒に夢に迎うパートナー
卒業し、今後の夢として、ヨーロッパで家族3人で暮らすことを目標にしています。私はヨーロッパの歴史ある町並みがすごく好きなので、考えるだけでワクワクします。
卒業するまで、毎日家族3人で、サイトの改善案や将来住みたい国について河原沿いを散歩しながら家族会議していました。その河原の風景が、パリのセーヌ川の風景になることをイメージしていました。
ヨーロッパに住むためには夫婦で月200万必要だね、と話し合い、そのために行動しています。家族で夢を見られることは本当に幸せです。具体的に夢に日付を入れて線を引いて、主人と一緒にその夢を叶えたいと考えています。
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5年前のトークライブで、一番左の前に座っていた女性のことを、たしかに僕は覚えていました。質問の詳細は忘れてしまいましたが、自分の人生を変えたいという強い意志を感じました。
未来を叶えるために、今の自分に何が足りないとか、何ができないとか、そうしたことは関係ないのだと、彼女の話を聞いて感じます。自分が叶えたい未来を鮮明に設定し、そのために必要なピースを集め、一つ一つの過程をしっかり乗り越えていけば、その未来にたどり着けないことはないのだと。
YOSHIさん自身が、相当にサイト作成を頑張ったこともあるのですが、「絶対にこの働き方を我々夫婦は叶えるんだ」という、彼女の強い想いがなければここまでの推進力は生まれなかったろうと思います。YOSHIさんが専業アフィリエイターになると決め、会社を辞めることになったとき、まだ報酬0円でした。その背中を押し、叱咤激励を繰り返しながら、1年2ヶ月で、当時思い描いていた働き方を手にされました。
ヨーロッパで家族で暮らすという夢も、そう遠くない将来、きっと叶えられるんだろうなと思います。それがどこの街になるかはわかりませんが、その街でまた勉強会を開催したり、色んなエピソードを伺える日が今からたのしみでなりません。YOSHIさんご夫婦、卒業、本当におめでとうございます!