東京・原宿で開催されている「LOUIS VUITTON &」展に行ってきました。アーティストや芸術家、作家とのコラボレーションの歴史を辿る展示なのですが、これが面白かった!
創業以来クリエイティブな交流やアーティスティックなコラボレーションを重ねてきたルイ・ヴィトン──その160余年におよぶ歴史を辿る旅をご紹介するエキシビション「LOUIS VUITTON &」を東京・原宿にて開催。 本展では、先見性に富んだ数多くの著名な日本人アーティストや国際的に活躍するパーソナリティたちを讃え、メゾンとの間で絶えず育まれてきた敬意とインスピレーションの歴史にフォーカスを当てています。
ー公式サイトより
特に気に入ったのは作業机が収納されているトラベルケース。旅行先で気分良く仕事ができるようにと、オーダーメイドされたもの。
旅先で机がないことってよくあるし、あっても気に食わない(仕事が乗らない)机ってよくあるわけで。「自分はこう生きたい」という空間を、LOUIS VUITTONに発注して作ってもらうという発想が素敵で、その作りの良さにまた痺れました。
他にも、
・カトラリーが収納できるピクニックケース
・折りたたみ式のデッキチェアが収納されるトラベルケース
・サンドバックが収納されているパンチング・トランク
等々、
「俺はこう生きたい。だから、こんな作品が必要なんだ!」
という、発注者と造り手の意志を感じるものばかり。
これまでブランドは「既製品で、気に入ったものを購入する」という付き合い方しか知らなかったのですが、
「自分はこう生きたい、を叶えてくれるもの」
という、新しい付き合い方を知った展示でした。
そういえば僕は、LOUIS VUITTONの革でコーティングされたクラシックカー(1922年製のシトロエン)で舞踏会に出席をしたり、ヨーロッパのラリーに参加をしていたのでした。
あれも「こんな車で走りたい」という意志がまずあって、それを叶えるモノだったんだなあと。
僕も、自分の生き方や生き様が反映されたものをオーダーしてみたい。その時、僕は何を創るだろう。そんな夢が膨らむ展示でした。
展示の詳細はこちら(事前予約制):
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/magazine/articles/lv-and