若き鞄職人、川本有哉さんとお話してきました。
川本さんは現在25歳。
「かばんばか」というブランドを一人で立ち上げ、制作から販売までを一人で行っています。
川本さんは、もともと小さな商社で働いていたのですが、
「このまま企業で働いていて、人生の展開はたかが知れている」
と退職を決意。
学生時代に海外を旅したとき、
「もっと面白い鞄で世界を歩けたらいいのに」
と思ったことを胸に、
京都の鞄職人のもとに弟子入りをして、
ゼロから鞄制作を学び始めました。
現在プロデュースしているのが、
こちらのの「カバック」というバックパック。
「かば」をモチーフにしたバックは、
両肩のところにぴょこんと耳が乗っかっていて、
遠目から見てもとても目立つシルエット。
革でできた鞄の手触りは滑らかで心地よく、
「これ、独立して1年ちょっとで学んで作ったの!?」
と驚くようなものでした。
特に印象的だったのが彼の手。
きっと、
会社勤めをしていたときには
綺麗だったろう両手は、
今は大きく、温かく、ひび割れた、
まさに「職人の手」になっていました。
飄々と朗らかに話す川本さんの姿に、
新しい人生を自らの足で踏みしめていく、
漢の生き様を感じました。
川本さんのHP:
http://kawamoto2968.com/kabanbaka/pg75.html
追伸:
写真の鞄「カバック」は、1月頃にクラウドファンディングで資金を募るとのことです。シルエットが可愛く気に入ったので、僕も応援する予定です!