2018年5月12日〜19日の7泊8日の期間で、カリブ海を巡るクルーズ船に乗船してきました。
僕+妻+娘(1歳0ヶ月)の3人で乗船したのですが、カリブ海を船旅で過ごしながら、
「クルーズ船上で仕事をしながら暮らす、っていう選択肢はありか?」
ということを考えていました。
果たしてそんな生活はできるのか?ということを、
- クルーズ船での生活について
- クルーズ船での仕事やネット環境について
- クルーズ船での子育てについて
という3つの側面で考えてみたので、クルーズ船上の様子を写真で紹介しつつ、シェアさせていただきます。
結論からいうと、クルーズ船に乗りながらの生活、全然できるな!という印象です!
1.クルーズ船での生活について
今回は、カリブ海を巡る7泊8日の「ディズニークルーズ」に乗船しました。
(ディズニークルーズの公式サイトはこちら→https://disneycruise.disney.go.com/)
ディズニークルーズは、ディズニーをコンセプトにしたクルーズ船。
キャラクターが一緒に乗船していたり(船長はミッキーという設定)、船の中で様々なアクティビティやショーがたのしめる
「小さなディズニーランドが入ってる船」
というイメージが近いのかなと思います。
出港時には屋上デッキにてディズニーキャラクター勢揃いのショーが。
船内では決まった時間になるとキャラクターがでてきて、一緒に撮影することができます。
その日の寄港地やテーマに合わせて毎日衣装が変わるので、キャラクター好きの人にはたまらないのかなと思います!
船内には劇場もあって、毎日オリジナルの劇やショーが開催されていました。
屋上にはスライダー付きのプールや、大人専用のプールエリア、ディズニーの最新映画が上映されている映画館、オリジナルグッズが販売されているショッピングエリアなど、クルーズ船内がひとつの「街」のようになっていました。
船内での食事について
船内での食事は基本的には無料です。レストランは、カジュアルなブッフェ形式のレストランと、コースメニューの選べるレストランが3種類。
また、有料にはなりますが予約制のイタリアンとフレンチが1店舗ずつあります。
朝昼晩、基本はなにを食べても無料!という、気をつけないとあっという間に食べ過ぎになってしまう環境になっています。
ちなみに、ルームサービスも無料です!
朝はよくルームサービスを頼んで、客室のバルコニーで食べていました。大海原を目の前に食べる食事は美味しい!
朝目が覚めると、自分の知らない街に到着しているというのも、クルーズ船の醍醐味。
こちらはジャマイカのファルマスという寄港地ですが、クルーズ船にでも乗らなければ一生来ることがないだろう土地に、寝ていたらたどり着くというのは、なかなかの感動があります。
ちなみに、寄港地では様々なツアーが組まれていて、船内で申し込みをすることができます。ガイドは英語にはなりますが、観光のプランニングを自分で考える必要がないというのはラクチンです!
宿泊した部屋やクルーズ船の費用について
今回はバルコニー付きの部屋に宿泊しました。
部屋のタイプは、
- 内側キャビン(窓なし)
- 窓あり
- バルコニーつき
- スイートルーム
の4つのタイプに分かれていて、広さやバルコニーの形、部屋の位置や階層によって値段分けがされています。
僕らが宿泊したバルコニータイプの部屋は、大人2名+子ども(1歳時)1名で、合計63万円程でした。
ちなみに、僕らが乗船した時期は、アメリカの夏休み前のオンシーズンに入るギリギリ前の時期でしたが、オフシーズンになると、同じ部屋でも45万程度で乗船できるようでした(逆に、ハイシーズンだとこの倍近くすることも)。
実際にはこの費用に、
- スタッフへのチップ(毎日自動的に20ドル程加算されます)
- 有料レストラン利用時の食事代(1人30-90ドル)
- アルコール代
- ベビーシッターの利用料
- 寄港先での観光ツアーに申し込んだ場合はそのツアー代金
などがかかります。
ざっくり、乗船費と同じくらいの予算は、クルーズ船での経験やアクティビティ代として考えておいたほうが良いと感じました。
2.クルーズ船上での仕事やネット環境について
次に、クルーズ船上での仕事やネット環境についてご紹介します。
船内でのWiFiは、衛星通信を使って行われます。
船内の資料によると、船舶から上空22,000マイル離れた衛生から回線を引いてるとか。天候が晴れていればいいのですが、曇や雨になると通信が遮断されさらに速度は遅くなります。体感的には、良くて3G回線程度くらいかな、という感じでした。
ちなみに、インターネットのパッケージプランは次の通りです▼
MP毎の支払いだと、大量のデータ通信をしてしまった場合に支払いが恐ろしいことになりそうなので、基本は100MB〜1000MBのパッケージプランを購入することになります。
回線速度が遅い+有料回線ということで、仕事のやり方にはいろいろ工夫が必要になってきます。
とはいうものの、バルコニーでのノマドは最高です!
カリブ海の海原を眺めながらアイディアを書き溜めたり、ブログ用の記事を書いていると、いつもの自分とは違う言葉が浮かんできたりします。
常にインターネットに繋がる環境より、インターネットから普段は隔離されている環境に身を置くことで、自分の思考がクリアになるように感じました。
WEBサイト作成については、
- 船内では記事執筆や企画立案など、オフラインでできることに集中
- 電子書籍でインプット
- 外注さんや編集さんとのやりとり
などを中心にやって、通信量を使う仕事(サイト用の写真のアップなど)は、寄港地のカフェでやるような、メリハリをつけた仕事の方法が良さそうです。
こちらはジャマイカの寄港地にあったスタバ。
寄港地にはだいたいカフェがあり、WiFiが繋がりました。オフラインでやる仕事、オンラインでやる仕事を分ければ、クルーズに乗りながらでも意外と円滑に仕事はできるように感じました!
3.クルーズ船上での子育てについて
クルーズ船での子育てですが、非常にしやすいと感じました。
まず、クルーズ船内は小さな街のようになっていて、船内を歩いているだけでもたのしめます。
ふだん、このくらいの月齢の子と一緒に外出するときは、おむつやミルクや着替えなどいろんな荷物を保つ必要がありますが、なにかあったらすぐ客室に戻ればいいため、手ぶらでお散歩ができるのはラクチンでした。
外を歩いていると、いろんなスタッフに話しかけられますし、遊んでもらえるので、娘も始終たのしそうにしていました。
眠っているうちに移動をして、朝目が覚めたら新しい寄港地に到着しているというのも魅力です。
写真はジャマイカのファルマスという寄港地に降り立ったときの一枚ですが、もしジャマイカ単体で来ようとしたら、多大な努力を必要とするわけで。
こんなふうに気軽に、新しい国や世界を娘と歩けるというのはクルーズならではと感じました。
また、クルーズ船内はいろんな言語が飛び交っています。スタッフも50ヵ国から集まっているそうで、まさに「イッツ・ア・スモールワールド」。
このくらいの月齢の子はいろんなスタッフや乗客に話しかけてもらえるので、クルーズ船に1年くらい乗っていたら、それだけで多言語を習得できそうだなと思うほどでした。
船内には託児所もあり、半年〜から子どもを預けることができます。
大人の時間をたのしむことができますし、娘は娘で、外国人スタッフや多国籍の子と遊ぶことになるので、国際交流的な時間を過ごすことになります。
「世界にはいろんな言葉を話す、いろんな人たちがいる」ということが、特別ではなくあたりまえの日常として感じられる環境なのかなと感じました。
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以上、クルーズ船上での生活や仕事、子育てについてご紹介しました!
仕事上の制限はありますが、クルーズ船上で仕事をしながら暮らすというのは、選択肢としてけっこうアリだなと感じる時間でした。
今後、もしかしたら阪口家、1年のうちの数ヶ月はクルーズ船に乗って船旅をしながら暮らすような、そんな生活をはじめるかもしれません!
阪口ユウキ
参考:クルーズ予約サイト例
※日本のクルーズ会社は航空券とのパッケージ商品販売が多いです。直前割引を狙うなら、クルーズチケットのみ購入できる海外サイトの方が見つかります。上記サイトは一例で、「Alaska cruise」「mediterranean cruise」など、行きたい地域+cruiseなどで検索すると、いろんな予約サイトが見つかりますのでチェックしてみてください!