2019年度、モナコ公国主催の「薔薇の舞踏会」に、1922年製シトロエンで出席しました。こちらは、舞踏会を後にするときの映像です。
妻のドレスは、900人以上いる参加者の中で、一二を争うほどの大きさでしたが、そのドレスをこの車に詰め込む様子は驚かれたようで、翌日のニュースメディア「ROYAL MONACO」にも写真を掲載していただきました。
こちらの記事です→「MONTE-CARLO FESTEGGIA LA 65° EDIZIONE DEL BALLO DELLA ROSA」
薔薇の舞踏会は、妻が十数年来行きたいと思っていた憧れの舞踏会であり、僕にとっては、「クラシックカーに乗り、ロングドレスの女性をエスコートし、舞踏会に出席できる自分になりたい」という夢を、叶える場でもありました。
この光景をつくるために、本当に、沢山のことを乗り越えてきたと思います。クラシックカーの運転を覚えること、シトロエンで3300キロを旅すること、海外の舞踏会に足を運んで堂々とした立ち居振る舞いを身につけること。かつて、僕らが憧れた欧州の紳士淑女たち。その彼らに、僕らが喝采を受け、手を振られ、憧れの眼差しを向けられるというのは、言葉には言い表せない感動がありました。
この映像は、僕にとって、一生涯記憶に残る、大きな一歩です。
世界を自由に飛び回る力をつける、そして、世界に通用するジェントルマンになるために。今日からまた、毎日を積み重ねていきます。
追記:前日のロスチャイルド邸での写真撮影
薔薇の舞踏会前日、ロスチャイルド邸にて、舞踏会参加メンバーで写真撮影をしました。その際、シトロエンでのエスコート写真をフォトグラファーのOTA IKKOSHIさん(https://www.instagram.com/ikkoshi/)に撮影いただいたのでご紹介いたします。
シトロエンにはドアがなく、運転座席は大きな「箱」のようになっています。ドレス姿では自力で入ることは難しいので、自然と、お姫様抱っこで乗せることになります。
ドレスの中にはパニエが入っているので、車体からドレスがはみ出します。そのドレスの裾を、折り紙のように折りたたんで、折りたたんで、車体の中に詰めていくと、、、
詰め込むことができました!
を走る僕らの姿は、結婚式帰りの新婚夫婦にしかみえないらしく、沿道では常に「Congraduation!!」の声をかけていただきました。薔薇の舞踏会に出席する、それだけでも特別な時間ですが、こうしてクラシックカーでの入場も叶う、一生涯の記憶に残る舞踏会になりました。