こんにちは、WEBサイト運営11年目の阪口です。
働く時間が自由になるため、夏休みも毎日妻と娘と過ごしています。愛知/大阪/京都を巡る旅行の最終日。最後の宿は、フォーシーズンズ京都に宿泊していました。
夏休み 29日目(東京-大阪/京都旅行中)
・フォーシーズンズ京都を夜22時に出発
・451kmを夜通し走り東京の自宅へ
・自宅で休息DAY
フォーシーズンズ京都には2泊3日の予定でしたが、最終日の朝を待つことなく、2日目の夜に、急遽チェックアウトをすることにしました。
妻と相談し、手早く荷造りを済ませて、22時過ぎにチェックアウト。
そこから妻と交替で車を走らせ、朝6時前に自宅に到着しました。
22時にフォーシーズンズ京都をチェックアウトした理由
もともとは翌日の朝にもプールに入って、めいいっぱいのんびりしてからチェックアウトする予定でした。
なぜ、夜22時にチェックアウトをしたのか。
一番の理由は、部屋に面した日本庭園・積翠園から感じるエネルギーが強すぎたから、です。
平安時代末期、平重盛の別邸「小松殿」の園地として作庭された積翠園は、800年以上の歴史があります。どういう変遷があった庭かはわかりませんが、庭から部屋に流れ込んでくるエネルギーが強く、夜落ち着いて眠ることができませんでした。
これは妻も同様で、夜中に起き出してきて、
「以前、パリのムーリスに泊まった時のような感じ。空気が重たく、落ち着かない」
と言っていました。
https://powertraveler.jp/le-meurice/歴史の古いホテルに宿泊すると、たまにこういう雰囲気を感じることがあります。
それは幽霊とか、悪いものとか、そういったものではなく、歴史の累積から来る空気圧のようなもので、常に気を張り、バリアを張っていないと、自分が負けてしまいそうになる。
陽のあたる日中はそれが和らぐのですが、夜になると息苦しさを覚え、落ち着かない。頭痛もひどくなる。夜、娘が寝静まってから妻と相談し、同じ意見だったこともあり、荷物をまとめてホテルを離れることにしました。
エネルギーの強さをたのしむほどの魅力を、ホテルそのものには感じなかった
もう一つの理由は、そのエネルギーの強さをたのしむほどの魅力を、ホテルそのものには感じなかったことです。
フォーシーズンズ京都は、ハード面は素晴らしく、内装や雰囲気も好みだったのですが、スタッフさんとのコミュニケーションが難しかったり、食事が美味しくなかったりで、無理をしてまで滞在するだけの魅力を感じませんでした。
これは好みや、タイミングや、感受性の問題だとは思うのですが、今回は僕らには合わなかったということで、早く離れたいという自分たちの感情を優先した感じです。
レジデンスのガーデンビューも満喫。雰囲気と空気感も味わい尽くし、鯉に餌もやり、プールも毎日泳いだし、後悔はなし!!
荷物をまとめてチェックアウトを済ませ、東京の自宅までの451kmを夜通し走り、帰ってきました。
自分たちの感情を優先する、ということ
フォーシーズンズ京都でのレジデンススイートで過ごす滞在を、自分たちにはこのホテルは合わないという理由で切り上げるという判断ができるようになったことに、夫婦の成長を感じました。
これまでであれば、何か気になることがあったとしても、
「せっかくフォーシーズンズに来たのだから」
とチェックアウト時間までフルで滞在をしただろうと思います。
フォーシーズンズというホテルブランドへの敬意、支払った金額、それよりも自分たちの感情を優先するという判断。
その判断を、すぐさま行動に移すことができたのも良かったです。
ホテルを出ようとかという相談をしたのが21時過ぎ、そこから荷物をまとめて、22時には熟睡する娘を抱きかかえて出発。こういう判断と行動ができたのは、今後、突発的に何かが起こったときにも、役立つことがあるのではないかと感じます。
夫婦で感情の意見が一致する、という成長
もうひとつ。
僕ら夫婦は一緒に暮らし、旅し、仕事をし、結婚生活を送ってきた8年間ほぼ毎日一緒に過ごすことをしてきました。同じ経験を積むことで、同じように感性を磨き、成長を遂げてきたのだな、ということを今回感じました。
なかなか「この部屋はエネルギーが強すぎるから、22時だけど、チェックアウトしよう」という意見が同じタイミングで出、同意ができるというのは、ないのではないか。
以前は感じ取れなかったものを感じ、それを言語化し、すぐに行動に移せるようになったというのは、大きな成長を感じました。
様々なことを感じる、フォーシーズンズ京都の滞在でした。
夏休み前半の旅行は、これでおしまい。しばらくは日常を過ごし、夏休みラストにまた旅行に行きたいと思っています。次はどんなことが起こり、どんなことを感じるのか、たのしみです。
阪口ユウキ