(写真は、今日の仕事風景。まだ娘の部屋のものが残っていることもあり、仕事をしていると次から次へと差し入れを持ってきてくれます。ミッフィーの絵本は「メニュー表」とのことで、おすすめを注文したらこの料理が出てきました)
僕は2011年、23歳の時に起業をしていて、今年で11年目になります。
基本は、旅暮らし。家族ができてからも、家よりもは外(カフェ)で仕事をする機会が多かった僕にとって、「自分の仕事部屋を持ちたい」と思うことはこれまでありませんでした。
この2年のコロナ禍を受けて、自分の中の感性が変わってきたように思います。仕事部屋を持とうと思うに至った3つの理由をご紹介します。
1.カフェで集中がしにくくなった
これはコロナの影響もありますが、これまでは気にならなかった他人との距離感に、敏感になるようになりました。
席数は減らしているカフェもありますが、パーティーションで区切ってあるだけで密度はそのまま、というカフェも多いです。
僕は、気兼ねなく利用ができるという店で、スタバやタリーズなどのチェーン店で仕事をすることが多かったのですが、パーソナルスペースが狭いことが気になり、集中ができなくなってしまいました。
感染が気になる、という以上に、許容できる他人との距離感がこの2年で変わったのだと思います。自宅で仕事をしているのが一番落ち着くな、と思うようになりました。
2.好きなものに囲まれている自宅は落ち着く
素敵な空間にするべく家と向き合う。家に愛情をかけるということを、この2年ではじめてやりました。
以前この記事にも書きましたが、「未来のあるべき自分を叶える場所としての部屋をつくる」ことを続けてきたことで、カフェよりも自宅の方が、快適に過ごせるようになったのだと思います。
https://powertraveler.jp/how-should-i-live/以前は、逆でした。快適な空間は、ホテルやカフェなど外にあるもので、お金を払って手に入れる空間、という認識でした。この感覚の変化は、自分の人生を通じてとても大きいものだったと思います。
テーブルにしてもソファにしても、照明にしても、音楽スピーカーにしても、自分が好きだと感じるものに囲まれる空間というのは嬉しいものです。そういう空間の方が仕事が捗りますし、これからの時代、そういう場所を持っているというのは武器になるのではないかと思いました。
3.自宅の色々と融通が効く
たとえば、飲み物の甘さ。
部屋の温度や湿度。
流す音楽の種類や音量。
そういう融通が効く空間というのは自宅ならではです。
特に、僕は湿度に敏感で、40%を下回ると呼吸がしにくくなってきます。40%以上の湿度が保たれているカフェって、少ないですよね。
音楽にしても、「この作業をするときにはこの音楽!」というのが自分の中であったりしますし、紅茶も、好みによって茶葉から選んで淹れたほうが、美味しい。
どういう空間で仕事をしたいのか、ということを、これまで以上に考えるようになりました。
さあ、部屋作りをはじめよう
ということで部屋作りのはじまります。
娘の部屋は以前、ピンクに壁を塗りました。まずはこのピンクの壁を、仕事部屋仕様に塗り替えるところからやりたいと思っています。
ピンクに塗ったのは半年前?くらいでしょうか。でも、ペンキはまた上から何度でも塗ることができますし、所有者が変わるたびに塗り替えることで、ガラッと雰囲気が変わって良いのではないかと思っています。
試行錯誤しながら、 どんな空間であれば素敵に仕事ができるのかということを考え、実践していきたいと思っています。
阪口ユウキ