今回の記事では、Googleキーワードプランナーを利用して、サイト作成や記事執筆のときに欠かせないキーワードの収集方法をお話します。
キーワードプランナーを利用したキーワード収集は、アフィリエイターは誰でもやっている手法になりますので、覚えておかなければそれだけで「一歩」出遅れていることになります。
今回の記事を実践するだけで、キーワード選定スキルははねあがります。
Googleキーワードプランナーを使って市場規模を調査する。
キーワードの検索回数を調べるには「Googleキーワードプランナー」というツールを使います。
LINK:Googleキーワードプランナー
このキーワードプランナーを使うことで、自分が狙うキーワードの検索回数や市場を簡単に調べることができます。
キーワードプランナーでわかる3つのこと。
Googleのキーワードプランナーを使うことで3つのことがわかるようになります。
1.狙うキーワードの月間検索回数を調べられる。
キーワードプランナーを使うことで、今自分が作ろうとしているサイトやページに含まれるキーワードが「月間にどれくらい検索されているか」を調べることができます。
たとえば「海外旅行」と「国内旅行」というキーワードを調べてみると、
この場合、海外旅行は「月間90500回」の検索があり、国内旅行というキーワードの「月間40500回」というキーワードより市場が大きいことがわかります。(あくまでもキーワード上での市場規模です。国内旅行をする人は、わざわざ「国内」というワードは入れずに検索するので)
2.関連する複合キーワードを調べられる。
狙うキーワードの検索規模を調べることもそうですが、このプランナーを使うと、関連した複合キーワードの検索回数も調べることができます。複合キーワードとは「海外旅行 おすすめ」のように、2つ以上の検索ワードのことを言います。
これは「海外旅行」と入力したときに自動で表示される関連キーワード。このようなキーワードを見ながら、サイト企画を考えたり、他のキーワードの市場規模を調査することができます。
3.検索回数がない市場がわかる。
検索回数がない時は、こんな感じに「-」が表示されます。
「海外旅行 千葉」というキーワードは検索されないということですね。これは検索されていない、いわば需要がない市場になります。キーワードの検索回数を調査せず、なんとなくでサイトを作ってしまうと、こんなキーワードを選んでしまいがちなので注意です。
さて、ここからが本題です。 ここからは僕が普段、どんな風にこのプランナーを活用しているかをご紹介していきます。
関連キーワードを見ながらサイト企画を膨らませる。
まずこのプランナーを使ってまずやることは「関連キーワードを見ながらサイト企画を膨らませる」という作業です。
たとえば今回は、「海外旅行に便利なクレジット-カードを紹介するサイト」を作るとして、キーワードを膨らませるプロセスをやってみます。(クレジットカードのアフィリエイトは、1件成約で3000-30000円の単価がもらえるため、アフィリエイターには人気のジャンルです)
A8ネットで見つけてきたアメックスのプログラム。申込で12000円、カード発見で30000円という高単価です。リンク先の広告主のサイトはこんな感じです。
頭の中にあるキーワードを羅列してくる。
まず、「海外旅行に便利なクレジット-カードを紹介するサイト」を作るとして、思いつくようなキーワードをなんとなく挙げてみます。
- 海外旅行 クレジットカード
- 海外旅行 クレジットカード おすすめ
- 海外旅行保険 クレジットカード
- クレジットカード マイル
みたいなところでしょうか。まずはこれを全部、プランナーの中に放り込んで検索回数を見てみます。
関連キーワードも見てみます。
関連キーワードを見ると、色々なキーワードが見つかります。「海外旅行 クレジットカード使い方(70回)」「海外旅行 クレジットカード学生(50回)」。「海外旅行 クレジットカード ない(30回)」。学生でも持てるクレジットカードは?という悩みや、クレジットカードを持っていなくても大丈夫? という悩みが見えてきますね。
たとえば「年会費無料 クレジットカード 海外旅行保険」というキーワードは20回しか検索がありませんが、悩みがわかりやすいですし、ページ作りはすごく簡単そうです。
「海外旅行保険付!年会費無料のクレジットカードまとめ」みたいなタイトルのページを作り、カードの詳細や比較結果をコンテンツとして書く。良いページが作れれば、20回しか検索がないにもかかわらず月1件申込が決まるかもしれません。
他にも「海外旅行保険」で検索したらどうなるか。「クレジットカード」で検索したらどうなるか。色んな単語を入力してみてその関連キーワードを調べていきます。そのプロセスを繰り返すことで、頭の中のキーワードが増えてき、サイトの企画やコンテンツの中身がイメージしやすくなります。
どれくらい検索回数があればサイトを作る?
「どれくらい検索回数があればサイトを作る価値がありますか?」とよく聞かれるのですが、これは「キーワードとジャンルによる」としか答えられません。
たとえば、いくら市場が大きいからといって、「ダイエット(月間55万回検索)」というキーワードではサイトは作れません。あまりにもキーワードが多すぎますし、このキーワードだけではあまりに漠然としており
- 「ダイエットの方法」が知りたいのか
- 「おすすめダイエット」を知りたいのか
- 「ダイエット中の食生活」について知りたいのか
判断がつかないからです。
一方で、たとえば「青汁ダイエット(月間3600回検索)」というキーワードであれば、市場は小さくなりますが、検索ユーザーの興味対象が「青汁ダイエット」と明確です。良い広告があり、競合サイトを調べて勝てそうであれば、攻める価値があります。
ちなみに、僕が攻めているメインのキーワードはだいたい月間【3000回~10000回】くらいのものがほとんどです。
この程度の検索ボリュームですと、青汁ダイエットのように、ある程度検索ユーザーの興味対象が絞られて、かつ十分な収益があがる市場規模だと感じています。
月間検索数10-100くらいの小さなキーワードは拾うべき?
僕はいつもサイトを作るとき、「100ページ」以上作れるようなテーマを選ぶようにしています。
その時、サイトタイトルに入れるキーワードは【月3000-10000回】といった検索規模のキーワードを攻めるのですが、小ページでは【月10-100回】しか検索回数のない細かいキーワードでも、気にせずガンガン拾っていきます。
なぜかというと、いくら良いキーワードでも、競合サイトが強くサイトの上位表示ができなければ、ユーザーは来てくれないからです。
検索数10000回の市場で100位になっても、誰も来てくれません。そうであれば、月100回しかない検索規模で1位を取って、そのうち10人でもサイトに呼びこむ方が報酬が上がる可能性があります。月100回程度であれば、たいていは競合もいませんし、きちんとしたコンテンツを書くだけで上位表示が可能です。
例:「青汁ダイエット 成功」というキーワード
「青汁ダイエット 成功」というキーワードは月40回しか検索数がありませんが、
このキーワードで検索をしてみると、このワードをタイトルに入れたページは見つかりません。「青汁ダイエットを成功させる秘訣とは?」というようなページをしっかり作れば、それだけで上位表示される可能性があります。
また、自分が予想していなかったキーワードに、たくさんのアクセスが集まることもあります。Googleはあくまでも目安でしかなく、実際の検索ユーザーの行動は異なるということです。メインのキーワードは全然なのに、小ページのキーワードだけで十分な収益が上がる事例もたくさんあります。
僕はいつも、まず検索回数の少ないキーワードでユーザーを集めて、時間をかけてサイトを強くし、メインキーワードでも戦えるサイトを育てる、という方針を取っています。
まとめ
これまでの話をまとめると、
- 狙いたいキーワードの検索数を調べる。
- 関連キーワードを見ながらサイト企画を膨らませる。
- 検索回数に関わらず、小さいキーワードもガンガン拾ってサイトを作る。
- 小さいキーワードでユーザーを集めつつ、メインキーワードで戦えるサイトを育てていく。
というような流れになります。
この流れは、どのジャンル・広告に限らず僕が実践しているプロセスです。特に、「Googleキーワードプランナー」はキーワードを調査する上で欠かせないツール。この使い方を覚え、活用するだけでWEB戦闘力がグッと高まりますので、ぜひ使ってみてください。
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