パワートラベラー実践会の月1勉強会を大阪で開催しました。
この日のテーマは「競合サイトの調査方法」について。
僕らはWEBサイト運営による広告収益で
生計を立てているのですが、
きちんと生計が立つサイトを運営するためには
それなりの調査(マーケティング)が必要になります。
どんな視点でサイトを見ていくか、
行けるかどうかの判断軸をどう持つか的なことを
メンバーにシェアさせていただきました。
勉強会を開催する日はだいたい、
10:30〜:少人数での勉強会①(カフェ)
12:30〜:少人数での勉強会②(カフェ)
15:00〜:全体勉強会(貸会議室)
17:00〜:懇親会
20:00〜:有志メンバーでカフェで作業会
みたいなスケジュールで動いていて、
丸一日、色んなメンバーと一緒に過ごしています。
毎回、色んな近況報告を
聞くことができてたのしいのですが、
その中で、
毎月鎌倉から参加してくれている21歳の男の子から
先日、とうとう会社を退職したという報告を受けました。
住んでいた鎌倉を離れて、
東京で暮らし始めるとのこと。
サイトの収益的にはまだ
会社員の給料に及ばないのですが、
自分の生活費を賄うくらいは
運営サイトから収益が上がっていて
なんとか、東京での一人暮らしを
実現できるとのことです。
彼が実践会に参加したのは、19歳のときでした。
地元を離れ、鎌倉でサラリーマン生活を開始。
しかし、会社の中で働きくことに疑問を感じ、
「今のままの生活が続くのは耐えられない。広い世界をこの目でみてみたい」
という想いを引っさげて、僕のところに来てくれました。
何かビジネスに挑戦するのは、これがはじめて。
お金に繋がるような経験も、WEBの知識もありません。
しかし「他に選択肢はない」とサイトを作りはじめ、
奮闘を重ね、心が折れる日々を乗り越え、
独立と、東京での一人暮らし生活を勝ち取りました。
会社員勤めをしていたとき。
彼は仕事を終えた後で、毎日8時間、
アパート近くのファミレスに籠もって
サイトを作り続けていたといいます。
「月何日行ってるの?」と聞いたら、
「月29-30日くらいです」との答えが。
「この大阪の勉強会に参加するときだけ休んでて、
行かない時だけスタッフに伝えるんです。
みんな心配するから」
と、通い詰めたそのファミレスでは、
彼を応援する雰囲気ができていたそうでした。
彼はいつも、
仕事が終わってから夜行バスで大阪に来て、
勉強会が終わると、
夜行バスでまた鎌倉に戻り
出社するようなことを続けていました。
この日。
懇親会が終わった後で、
「これから夜行バス?」
と尋ねると、
「今日の夜行が高かったので、
安くなるまで大阪にいることにしました。
もう、急いで帰る必要もないので」
という言葉が返ってきました。
「東京にいても、どうせ
ファミレスやカフェで仕事しているので
このまま大阪で、どこかに籠もってもいいかなって」
その表情はとても清々しいものでした。
もう、急いで帰る必要もないからと、
夜行バスの日程を自由に
選択できるうようになったという事実は
彼にとって、人生を揺さぶるような
出来事だったのではないかと思います。
1日8時間、年間300日を
ファミレスで過ごしたとして、
2400時間。
それだけの時間をかけて、彼は
夜行バスの出発時間に左右されない人生を
勝ち取ることができました。
自分の人生のスケジュールを、
自分が掌握するためには
時間と労力と、それなりの覚悟が必要だけど、
必要な分の積み重ねを、諦めずにきっちり続けていけば
辿り着けないことはないことを、
彼の姿から、改めて学びました。
夜行バスに乗って帰る必要のない大阪の夜で、
彼がどんなことを感じたからはわかりませんが、
これまでとは違う路線の人生を
歩き始めたのではないかと思います。
追伸:
運営しているスクールの詳細はこちらです。不定期で、たまに募集をしています。
https://club.powertraveler.jp/about/