青年投資家E氏に教わった、負けたときだけでなく、勝った後のシナリオを用意しておくことの大切さ。

先日、とある投資家の方とランチする機会がありました。

彼は僕と同じ29歳。大学生の頃から投資をはじめて、現在は自分でトレードをするだけでなく、自身の投資塾でトレードノウハウを伝えています。

僕からはWEBマーケティングの話を、彼からは投資家としての判断軸などについて情報交換したのですが、

そのとき「感情のコントロールってどうしていますか?」という話題になりました。

投資は勝ちも、負けもある世界。

「負けた時に感情的になって、負けを大きくしてしまった!」という投資の失敗談はよく聞く話です。負けたときにどう感情をコントロールしているのか、それを知りたくて投げかけた質問です。

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負けた時に感情的にならないように、最初から色んなパターンのシナリオを用意するようにしてるんです

「シナリオ、ですか?」

「はい。株式でも投資案件でも、投資をすると決断した時には、あらゆる未来を想定したシナリオを自分の中で組み立てます

投資なので勝ちも負けもある。そのとき、負けるとしたら最悪の結果を回避するためにどこで損切りの判断ををするのか、その行動の分岐点はどこにあるのかというシナリオを予め作っておくんです。

想定していない状況に直面するから感情的になるのであって、事前に想定しておけば冷静な頭を保つことができますから。ほとんどの人は勝つことしか頭になく、負けるときのことを想定できていないんです

「たしかに、、、勝つことを想像するのは楽しいですが、負けたときのことを想像して、そのときの行動をシナリオまで作っている人は少ないでしょうね」

「そうなんです。また、負けたときのシナリオと同じくらい、勝った後のシナリオを用意しておくことも大事なんです」

「勝ったときのシナリオですか?」

「はい。ほとんどの人は、勝つつもりで投資を始めるものの、勝った後のシナリオは用意できていません。

投資は、利確してはじめて利益になります。そのため、どこのラインに来たら手仕舞いするかという勝った後のシナリオも最初に用意しておくんです。そのままズルズルと続けて、風向きが変わることもありますから。

あらゆるケースを想定したシナリオを持っておき、それに沿った行動をする訓練を積んでからは、感情のコントロールができるようになりました」

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彼と別れたその帰り道。

梅田の街を歩きながら、僕は、負けたときのシナリオだけでなく、勝ったあとのシナリオをどこまで用意しているだろうか…?と考えていました。

これは投資以外のことについても、自分のビジネスやライフプランにも当てはまることなのだと思います。

今はどんなにうまくいっていても、その全てが失われたり、手仕舞いした方がよい分岐点がやって来る。

「そのとき、自分はどう動くか」

を予め想定しているかどうかで、生存確率は変わって来るのでしょう。そうした危機感を彼との会話の中で持ちましたし、「今自分がどんなシナリオの上を歩いているか?」を把握しなければならないと感じました。

あなたは今、どんなシナリオの上を、どんな分岐を進んで歩いていますか?


YUKI

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