僕は滞在型の旅が好きで、海外ではよくアパートを借りて長期滞在をしています。
アパートはホテルの滞在とは違って、キッチンや洗濯機なども部屋の中についているところも多く、ふつうの観光では味わえない「暮らすような滞在」を楽しめるのが魅力です。特に食材を買ってきて自炊をできるのが魅力で、ワインと生ハムを買ってきてテラスで食べたりすると、なんともいえない幸せな気持ちになったりします。
とはいうものの、アパート滞在のデメリットとは?
ただ、アパートを借りる滞在は、旅の出会いが少ないというデメリットもあります。
旅中の出会いの多くは、ゲストハウスやドミトリー、ユースホステルなど、旅人が自然と集まる場所で発生します。
宿泊者と仲良くなってロビーで語り合ったり、たまたま知り合った人と屋台でご飯を食べに行ったり、同じ方向に向かうとわかった人とそのまま一緒に旅行することになったり。アパートを借りると、こうした出会いの機会を得ることができません。
実際、僕はアパート滞在中は、現地の人とは知り合う機会があっても、旅行者と知り合う機会はまったく持てませんでした。そのせいか、ふだん会う人が限定されてしまい、だんだん長期滞在がマンネリ化していったように思います。
とはいうものの、ゲストハウスは賑やかなことが多いので、落ち着いて仕事をするには向きません。
ということで、「アパート」×「ゲストハウス」のハイブリットな滞在が面白いのでは?と最近気が付きました。
アパート×ゲストハウスのハイブリッド滞在
まずメインとなるアパートを借りて、そこを拠点として仕事を進める。
寂しくなったらゲストハウスに数日泊まりに行って、ゲストハウスで旅行者と語らう。もちろんその間もアパートは借りっぱなしです。
アパート滞在は、ホテルやゲストハウスに滞在するよりも安く抑えられることが多いです。そうして浮いた費用の一部で、ゲストハウスにあえて泊まりに行くという感じですね。
こうすると、拠点も構えて、旅行者と語らう機会ももてる、楽しい滞在になるのではないかと思います。
色々な選択肢を組み合わせて、新しい体験を入れていく。
他にも、
- 普段はゲストハウスに泊まりつつ、たまに5つ星ホテルに泊まる
- ホテルに泊まるにも、3日ごとにエリアを変えて泊まってみる
- アパートに滞在して、たまにカウチサーフィンを使って現地の人の家に泊まる
といった、いろいろな組み合わせが考えられます。
泊まる場所によって得られる体験も見える風景も、出会える人の種類も異なります。
僕は前、海外で同じアパートに3ヶ月くらい住むということをしていましたが、今思い返すと、1箇所にしか滞在しないことで、自分の可能性を限定しまっていたように感じます。
いろいろな選択肢を組み合わせながら、自分の記憶の中にはない体験をすること。そうしたことを意識しながら、これからの長期滞在をアレンジしていきたいと思っています。