この写真は、あの白と青のコントラストで有名なサントリーニ島で撮影した写真です。
白と青の世界はどこへやら、カラカラに乾いた大地に、
ポツポツと家々が点在しているだけの風景です。
もちろん、よく写真で見るような白と青が美しい街並みも存在します。
しかしそれは、島の中心部(Fira)と島の北部(Oia)の一部の地域だけで、
島全体を見渡すと、一見して住みづらそうな荒涼とした風景が広がっています。
もちろん、島の中心部はお洒落な街並みとwifiの繋がるカフェ、
迷路のように入り組んだ街並みを楽しめます。
ただこのハイシーズンは、どこの街路も観光客で溢れており、
散策はちょっと忙しいものになりました。(それはそれで楽しかったのですが)
サントリーニ島を歩いていて感じたのは、
映像やネットでの情報と、直に肌で感じる情報では、明らかに差があるということです。
僕はサントリーにという島は、美しいあこがれの島、
というそれだけの印象しか持っておらず、
それだけの印象で、いつかは住みたいと思っていました。
しかし訪問した今では、
もちろんサントリーニは美しい島ですが、
実際に住むとしたら、ミコノス島やロードスの方が
住みやすいだろうと思うようになりました。
訪問した前と後では、まるで意見が変わっているのです。
こうしたことが、世界を歩いていれば、この先何度もあるのだろうと思いました。
自分の五感で感じること。その感覚と意見を大切にすること。
ネットがあれば何でも「わかる」時代だからこそ、
そういった感性が大切になるのだと感じます。