バレンタインを満喫されているリア充の皆様は、どうぞ末永く爆発してください。
まあ自分は今はスラム街に住んでいるんで、バレンタインも何もないんですが、
1年前に何をしていたかなあと思い返してみたら、その時はまだジャズベーシストを目指していた時分で、3月に予定されていたライブ練習に励んでいたような記憶があります。
このバンドをメインに、自分のジャズバンドがひとつ、ビッグバンドの助っ人が2つ。
空いている夜には池袋や新宿のジャムセッションに参加し、腕を磨いていました。
この曲はボーカルの子のオリジナルで、全体の構成とアレンジを自分が担当して肉付けしたもの。社会人としての働きながらまあ、よくも身体が続いたものだと思います。
1年前の自分は、まさか今、こんな風に大阪のドヤ街で必死でビジネスに励んでいるとは夢にも思いませんでした。
やっていることは正反対でも、その胸にある情熱は、ビジネスも音楽も、あんまり変わりがないように感じます。
1年前の自分は、音楽をやることと、小説を書くこと以外にはまるで興味がなく、
それ以外の活動には決して、夢も情熱も傾けられないと盲目的に信じていました。
けれど、それがなんであれ、今自分が取り組んでいることに真剣になり、
その活動を心から愛することができれば、
どこでなにをやっていても、そんなものとは全然まったく関係なく、
充実感を手に入れることができるのだということに気が付きました。
1年後の自分が、どこで何をやっているかまったく想像もつきませんが、
どんなことでも、1年後の今日、取り組んでいるその活動に、全力でぶつかっていればいいなあと思います。
今日はもう、1歩も動けないほどへとへとな状態ですが、
また明日も、1日の終わりには、へとへとになるように、
力の限り仕事に励んでいきたいです。
阪口ユウキ