10日目:秋田のぽぽろーどでIsn’t She Lovelyを弾く。音楽はひとりで奏でるものではなく、それを聞いてくれる誰かがいてはじめて成立するものなのだということに気がつく。

  • 走行距離45キロ
  • 午前中昼寝。ヘミングウェイを読み終わる。
  • ブックオフでタッチの6巻ー25巻までを読む。他の場所で残りを補完していくしかない。
  • 秋田駅のぽぽろーどで演奏。一人のおじさんが真剣に聴いてくれた事が嬉しかった。

7時起床。洗濯、朝飯を済まし、車をタオルで拭く。

洗車というと大仰だが、拭くくらいであれば10分で終わる事に気がつき、気楽になった。

ヘミングウェイを読み終わる。戦争で大事な何かを失った、満たされない男の独白が延々と続く、寂しい小説だった。10時半まで寝る。11時から1時間ほど練習。うまくいかずに、途中なんども叫んだ。

タッチはこんなに面白い漫画であったかと驚く。克也が交通事故で亡くなるシーンなど、本当に素晴らしい描写。こんなものを最初に描いてしまったら、これからの展開どうするのだろうと思った。

秋田駅は演奏しやすい場所だった。スティービーワンダーの「Isn’t she lovely」を6回ほど弾く。仕事帰りのおじさんが一人熱心に聴いてくれたのが嬉しかった。

Isn’t She Lovelyは敬愛するVictor Wootenのものをそのままコピーしている。ここまで素晴らしい演奏はできないが、コピーをしたらそれなりの形に仕上がった。

和音を弾き、それをエフェクターのRoop Stationで録音、録音した音にさらにベース音を重ねていく。そうして音を何度も重ねていくとベース一本でも「音楽」を奏でられることに気がついたのはVictorのおかげだった。

一人でも聴く人がいると、こちらの気合いの乗りが全く違う事に驚いた。聴き手あるからこその奏者だ。音楽はひとりで奏でるものではなく、それを聞いてくれる誰かがいてはじめて成立するものなのだということに、今更ながら気がついた。

 

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