62日目:これを書き上げるまで、安曇野を出ないことにする

■12/11(土)
朝飯(205)、食費(450)、モス(450)、マック(210)=1215

午前中と午後3時まで廃人同様の生活を送る。顔も洗わず、身体は脂ぎって、車内は不快な匂いが充満していた。銀化粧した常念岳のすがすがしさも眼に入らぬほど、自我に溺れていた自分の小ささが寂しい。

日本神話の本を面白く読む。イザナキとイザナミがはじめて交わるシーンなど、滑稽で面白い。モスとマックに籠って、小説を書き進める。これを書き上げるまでは、安曇野を出ないことにする。

久しぶりに車内以外の場所でパソコンを開いたが、机があるということが、こんなに素晴らしいことと思わなかった。山中と電話をする。彼女の第一志望は佐倉高校だったそうだ。成田の制服など着たくもなかったという。

25日に会う約束をするが、そのときにベースを聞かせてほしいと言われる。気楽にいいよと言えるだけの、経験を積んできたのだと思うと嬉しくなる。

目次
閉じる