ネットショップ作成 サービス5つを比較 Shopify・BASE・STORESなどの選び方

ネットショップおすすめ比較|Shopify・BASE・STORES・カラーミーの違いと選び方

「BASE・STORES・Shopify、結局どれでお店を開けばいい?」
「無料で始められるサービスで十分なのかな?」

ネットショップ作成サービスは、どれが一番かではなく、見込みの月商とお店をどこまで育てたいかで向き不向きが分かれます。無料プランと月額制のプランのどちらが安いかも、売上で入れ替わります。

✅️ 個人・副業で、まずは固定費0円で売れるか試したい
✅️ ハンドメイド作品のように、少量の商品から売り始めたい
✅️ いずれはブランドとして育てたい、海外にも売りたい

売れるか分からない段階なら、月額0円のBASEかSTORESで十分だと思います。単価5,000円で計算すると、月商20万円前後を超えたあたりで月額制のプランの方が安くなり、デザイン・アプリ・海外販売まで広げやすいのはShopifyです。

ただしShopifyには無料プランがなく、売れない月も月額がかかります。ブランドを育てる・海外にも売ると決めている人は、クレジットカードの登録なしで始められる3日間の無料体験で、料金プランと管理画面を先に確かめておくと判断しやすくなります。

ShopifyとBASE・STORESの料金・手数料の比較▼

項目ShopifyBASESTORES
無料プランなし(3日間の無料体験。カード登録不要)スタンダード 月額0円フリープラン 月額0円
有料プランの月額(月払い)Basic 月4,850円(税込・税抜の記載なし)グロース 月19,980円(税込・税抜の記載なし)スタンダード 月3,960円
有料プランの月額(年払い)Basic 月3,650円(税込・税抜の記載なし)グロース 月16,580円(税込)スタンダード 月3,300円
クレジットカードの決済手数料3.55%(Basic・国内カード。海外カード・Amexは3.9%)スタンダード 3.6%+40円+サービス利用料3%/グロース 2.9%フリー 5.5%〜/スタンダード 3.6%〜
(出典:Shopify・BASE・STORESの公式サイト)

結論:ネットショップおすすめは月商と目的で決まる

ネットショップ作成サービスの費用は、「売れたときだけ払う無料プラン」と「毎月の定額+低めの手数料」の2つの形に分かれます。

どちらが安いかは月商で入れ替わるので、全員に同じ1社をおすすめすることはできません。目的ごとの候補は次のとおりです▼

こんな人 候補
売れるか分からない。まず無料で試したい BASE(スタンダード)・STORES(フリー)
個人・副業で、月商10万円前後までを見込む BASE・STORES・カラーミーショップのフリープラン
月商20万円以上を見込み、費用を抑えたい STORES(スタンダード)・カラーミーショップ(レギュラー)・Shopify(Basic)
自社ブランドの世界観を作り込みたい Shopify
海外のお客さんにも本格的に売りたい Shopify
国内向けに、電話サポートや細かい機能を重視したい カラーミーショップ・MakeShop

迷ったら、最初は無料プランで売れるかを確かめ、月商が20万円を超えたら月額制のプランに移る、という順番が損をしにくい選び方です。

正直に言うと、どのサービスを選んでも「作っただけで売れる」ことはありません。違いが出るのは、売れ始めてからの費用と、お店の広げやすさです。以下で1つずつ比べます。

ネットショップ比較表(5つの作成サービスの料金・手数料・機能)

料金と手数料の比較表

5つのサービスの主なプランを、各社の公式の料金ページの情報で並べると次のとおりです▼

項目 Shopify BASE STORES カラーミーショップ MakeShop
無料プラン なし(3日間の無料体験。カード登録不要) スタンダード 月額0円 フリープラン 月額0円 フリープラン 月額0円 なし(15日間の無料体験)
有料プランの月額(月払い) Basic 月4,850円 グロース 月19,980円 スタンダード 月3,960円 レギュラー 月4,950円 プレミアム 月13,750円
有料プラン(年払いの1か月あたり) Basic 月3,650円 グロース 月16,580円 スタンダード 月3,300円 — プレミアム 月12,375円(12か月契約)
初期費用 0円 0円 0円 レギュラー 3,300円 11,000円
クレジットカードの決済手数料 3.55%(Basic・国内カード。海外カード・Amexは3.9%) スタンダード 3.6%+40円+サービス利用料3%/グロース 2.9% フリー 5.5%〜/スタンダード 3.6%〜 フリー 6.6%+30円〜/レギュラー 3.4%〜 3.14%〜3.19%

(※STORES・カラーミーショップ・MakeShopは料金ページに税込と記載。BASEはグロースの年払いに税込と記載。Shopifyの料金ページには税込・税抜の記載がありません)

「〜」が付いている率は、決済方法によって上がるという意味です。たとえばSTORESでは、PayPayやあと払いなどの決済はフリープランで6.5%、スタンダードプランで4.6%になります。

機能の比較表

料金以外の、選ぶときに効いてくる違いは次のとおりです▼

項目 Shopify BASE STORES カラーミーショップ MakeShop
運営会社 Shopify(カナダ) BASE株式会社 STORES株式会社 GMOペパボ GMOメイクショップ
機能を足す方法 16,000を超えるアプリ BASE Apps(多くは無料) — — —
集客の仕組み Shopアプリ PAY IDアプリ — — —
海外販売 多通貨・多言語の仕組み 英語・外貨対応 App — — —
実店舗との連携 Shopify POS Square・スマレジと在庫連携 STORES POSレジ(同じ会社) — —

(※「—」は、今回確認した公式ページで判断できなかった項目です)

「ネットショップ 開業 ランキング」と調べる人もいると思いますが、費用の安い順は月商で入れ替わるため、1つの順位にはできません。次の節で、月商ごとにいくらかかるかを計算します。

各サービスの特徴(BASEとSTORESの比較も)

Shopify

世界で使われている、月額制のネットショップ作成サービスです。テーマとアプリで、デザインと機能を作り込めます。

Shopifyはカナダの会社のサービスで、管理画面とサポートは日本語に対応しています。無料プランはなく、いちばん安いBasicが月4,850円(年払いなら月3,650円)です。

Shopify公式サイトのトップページ
出典:Shopify公式サイト

良い点と気になる点は次のとおりです▼

  • 良い点:決済手数料に1件ごとの固定額がなく、売上が増えるほど費用の割合が下がる
  • 良い点:16,000を超えるアプリと公式テーマで、機能とデザインを広げられる
  • 良い点:多通貨・多言語・公式POSなど、海外や実店舗へ広げる仕組みがそろっている
  • 気になる点:売れない月も月額がかかる。アプリの多くも月額制
  • 気になる点:日本のShopify ペイメントで使える決済方法にコンビニ払いやPayPayは含まれず、外部の決済サービスを足すと取引手数料(Basicは2%)がかかる

Shopifyは公式サイトから、クレジットカードの登録なしで3日間の無料体験を始められます。

BASE

BASEは、月額0円で始められる国内のネットショップ作成サービスです。足りない機能は、多くが無料の「BASE Apps」で足します。

スタンダードプランは、売れたときだけ手数料がかかる形です。決済手数料とサービス利用料を合わせて、注文ごとに6.6%+40円です。

良い点と気になる点は次のとおりです▼

  • 良い点:コンビニ決済・PayPay・あと払いなど、日本の決済方法を審査なしで導入できる
  • 良い点:抽選販売・定期便・予約販売などを無料のAppsで足せる
  • 良い点:ショッピングアプリ「PAY ID」から見つけてもらえる入り口がある
  • 気になる点:売上が増えるほど6.6%+40円が重くなる
  • 気になる点:PAY IDアプリからの注文はサービス利用料が5.9%になる。振込のたびに振込手数料250円がかかる

月商が大きくなったら、月19,980円のグロースプラン(決済手数料2.9%)に切り替えられます。

STORES

STORESは、月額0円のフリープランと、月額制のスタンダードプランがある国内のサービスです。どちらのプランも、1件ごとの固定額がありません。

有料のスタンダードプランに切り替えると、月額がかかる代わりに、カード決済の率が下がります(金額は上の比較表)。

良い点と気になる点は次のとおりです▼

  • 良い点:フリープランに1件ごとの固定額がないので、単価の安い商品でも手数料が読みやすい
  • 良い点:有料のスタンダードプランの月額が、今回の5つの中では低い
  • 良い点:定期便・予約販売・デジタルコンテンツの販売に対応している
  • 良い点:同じ会社がPOSレジや予約システムも出しており、STORESの製品どうしで連携できる
  • 気になる点:PayPayやあと払いなどの決済は率が上がる(フリー6.5%・スタンダード4.6%)

BASEとSTORESの比較(どちらを選ぶか)

「base stores 比較」と調べる人もいるとおり、2つは「無料で始められる国内のサービス」として並べられがちです。無料プラン同士の違いは次のとおりです▼

項目 BASE(スタンダード) STORES(フリープラン)
毎月の固定費 0円 0円
カード決済の手数料 3.6%+40円+サービス利用料3% 5.5%〜
単価2,000円の商品1件 172円 110円
単価5,000円の商品1件 370円 275円
有料プランへの移り先 グロース 月19,980円 スタンダード 月3,960円

手数料だけを見ると、STORESのフリープランの方が1件あたり安くなります。BASEの40円は固定なので、単価が安いほど差が開きます。

一方でBASEは、無料のAppsの種類とPAY IDアプリという集客の入り口があります。手数料の安さを取るならSTORES、無料で足せる機能とアプリからの集客を取るならBASE、という分け方で十分だと思います。

カラーミーショップ

カラーミーショップは、GMOペパボが運営する国内向けのネットショップ作成サービスです。フリープランと、月額制のレギュラー・ラージ・プレミアムがあります。

フリープランは売れたときの率が高めで、有料のレギュラープランにすると率が下がり、初期費用がかかります(金額は上の比較表)。

良い点と気になる点は次のとおりです▼

  • 良い点:全プランで販売手数料が0円。レギュラープランのカード決済は3.4%〜と低め
  • 良い点:コンビニ払い(165円〜)・後払い(4.0%〜)・Amazon Pay(3.9%)など、国内の決済を選べる
  • 良い点:フリープランでも独自ドメインの設定とHTML・CSS編集ができる
  • 気になる点:フリープランは容量200MB・フリーページ10ページまでで、電話サポートがない
  • 気になる点:有料プランには初期費用がかかる

フリープランは売れたときの率が高く、容量やサポートにも制限があるので、本格的に使うならレギュラープラン以上が前提だと思います。

MakeShop

MakeShopは、GMOメイクショップが運営する月額制のネットショップ作成サービスです。無料プランはなく、15日間の無料体験があります。料金の要点は次のとおりです▼

  • プレミアムプラン:月13,750円(初期費用11,000円)
  • 長く契約するときの月額:12か月契約なら月12,375円、24か月契約なら月11,688円
  • カード決済の手数料:3.14%〜3.19%(販売手数料は0円)

良い点と気になる点は次のとおりです▼

  • 良い点:カード決済の率が、Shopify Basic(3.55%)やSTORESのスタンダード(3.6%〜)より低い。長く契約するほど月額が下がる
  • 気になる点:月額と初期費用がかかるので、売れるか試す段階には向かない

月商が数十万円に届くまでは、月額の重さが目立ちます。すでに売上があるお店が、国内向けの機能を重視して選ぶサービスです。

ネットショップ作成サービスの選び方のポイント

月額と手数料(月商で変わる)

平均単価5,000円の商品が、すべてカードで売れた場合の1か月の費用(月額+カードの手数料)を計算しました。月払いで、初期費用・アプリ・振込の費用は入れていません▼

サービス・プラン 月商10万円(20件) 月商30万円(60件) 月商50万円(100件) 月商100万円(200件)
BASE スタンダード 7,400円 22,200円 37,000円 74,000円
STORES フリー 5,500円 16,500円 27,500円 55,000円
カラーミー フリー 7,200円 21,600円 36,000円 72,000円
STORES スタンダード 7,560円 14,760円 21,960円 39,960円
Shopify Basic 8,400円 15,500円 22,600円 40,350円
カラーミー レギュラー 8,350円 15,150円 21,950円 38,950円
MakeShop プレミアム 16,940円 23,320円 29,700円 45,650円
STORESのフリープランとスタンダードプランの1か月の費用を、月商10万円から100万円まで線で比べた図。月商約20.8万円で逆転し、それより上では月額制のスタンダードの方が安くなります。

月商10万円では無料プランが安く、月商30万円では月額制のプランが逆転しています。STORESの場合、フリーとスタンダードが並ぶのは月商約20.8万円です(月額3,960円÷率の差1.9%)。

費用だけで見ると、月商20万円前後までは無料プラン、それを超えたら月額制のプランが安い、が目安です。月額制の中では、STORES・カラーミーショップ・Shopifyの費用は近い水準です。

なお、MakeShopやカラーミーショップの「〜」の率、STORESの決済方法による率の違いで、実際の金額は変わります。自分の単価と決済方法で計算し直してください。

デザインと拡張性

デザインを作り込みたいなら、選択肢の広さで差が出ます。Shopifyは公式のテーマストアのテーマをもとにページを組み立てられ、コードも編集できます。

機能を足す方法も違います。Shopifyは16,000を超えるアプリから選べます。BASEは無料のAppsで足す形です。カラーミーショップは、フリープランからHTML・CSSを編集できます。

ブランドの世界観を見せたい・売上に合わせて機能を足したいなら、広げられる範囲はShopifyが一番広いと思います。ただし、アプリは月額制のものが多いので、入れるたびに合計を確かめる必要があります。

集客の仕組み

自分のネットショップは、モールと違って、作っただけではお客さんが来ません。集客の入り口として、BASEは「PAY ID」、Shopifyは「Shop」という買い物アプリを持っています。

Shopifyの公式ページでは、ShopとShop Payの認証済みショッパーが世界で2.5億人以上とされています。BASEのPAY IDでは、ショップのフォローや新商品の通知の機能があります。

Webマーケティングの会社を経営する立場から見ると、どのサービスでも集客の中心はSNSや検索、広告など自分で作る入り口です。アプリからの流入は「あると助かる上乗せ」くらいに考えるのが安全です。

海外販売・実店舗

海外のお客さんに売るなら、Shopifyは国ごとに通貨・言語・価格・配送を管理できます。BASEも無料の「英語・外貨対応 App」で英語表示と通貨の切り替えができます。

複数の国で本格的に売るなら、仕組みが厚いのはShopifyです。

実店舗があるお店は、在庫をまとめられるかを確かめてください。ShopifyはShopify POS、BASEはSquareやスマレジとの連携App、STORESは同じ会社のPOSレジで対応します。

Shopifyのヘルプでは、日本ではShopify ペイメントを店頭(POS)の決済には使えないとされています。店頭でカード決済を受ける方法は、導入前に確かめてください。

目的別のネットショップ開業おすすめ(個人・無料・ハンドメイド・ブランド)

個人・副業でまず無料で始めたい

「ネットショップ 開業 個人 おすすめ」「無料ネットショップ おすすめ」と調べている人への答えは、月額0円のBASEかSTORESのフリープランです。売れない月の固定費がかからないので、売れるかを確かめる段階で損をしません。

無料のネットショップの中で選ぶなら、手数料の安さはSTORES、無料で足せる機能の多さはBASEです。カラーミーショップのフリープランは売れたときの率が高く、容量にも上限があるので、試しに触る用途だと考えてください。

ハンドメイド作品を売りたい

ハンドメイドのネットショップでおすすめなのは、まずBASEかSTORESです。作品は1点ものや少量の販売が多く、月商が小さいうちは無料プランの方が安く済むためです。

単価の安いアクセサリーなどが中心なら、1件ごとの固定額がないSTORESの方が手数料は軽くなります。BASEなら、予約販売・抽選販売などのAppsを無料で足せます。

作品のファンが増え、ブランドとして見せ方にこだわりたくなったら、Shopifyに移るのも1つの選び方です。

ブランドを育てたい・海外にも売りたい

自社ブランドを長く育てたい人や、海外にも売りたい人には、Shopifyが候補です。デザイン・アプリ・多通貨・POSまで、お店が大きくなったときに広げる仕組みがそろっています。

最初から月商20万円以上を見込めるなら、無料プランから移る手間を考えて、Shopifyで始めるのも合理的です。逆に、売れるか分からない段階なら、BASEかSTORESで十分です。

ブランドや海外まで広げるならShopify、月商20万円以上を見込むなら月額制のプラン、どちらでもなければBASEかSTORESの無料プランを選ぶ、という分岐図です。

よくある質問

Q. 後から乗り換えられる?

乗り換えはできます。商品の情報はCSVで書き出して、移る先に取り込む形が一般的です(BASEは無料の「CSV商品管理 App」で書き出せます)。

ただし、デザインはテーマが違うため作り直しになります。独自ドメインを使っていないと、ショップのURLも変わるので、お客さんへの案内が必要です。

Q. モール(楽天・Amazon)との違いは?

楽天市場やAmazonなどのモールは、すでに多くのお客さんが集まる場所に出店する形です。集客の力がある代わりに、モールのルールの中で売ることになり、自分のお店としての見せ方は限られます。

この記事の5つは、自分のネットショップを作るサービスです。集客は自分で行う代わりに、デザインやお客さんとの関係を自分で持てます。すでに探されている型番の商品ならモール、自分のブランドを売るなら自分のネットショップが向いています。

Q. ほかに無料で使えるネットショップ作成サービスはある?

Square オンラインビジネスにも無料のフリープランがあり、オンラインのカード決済の手数料は3.6%です。Squareの決済端末で実店舗の会計をしているお店なら、候補に入ります。

まとめ|迷ったら月商と目的で選ぶ

ネットショップ作成サービスの比較の要点を振り返ります。

  • 月額0円で始められるのは、BASE・STORES・カラーミーショップのフリープラン
  • 無料プランは売れたときの率が高い(BASE 6.6%+40円、STORES 5.5%〜、カラーミー 6.6%+30円〜)
  • 単価5,000円なら、月商20万円前後を超えると月額制のプランの方が安くなる
  • 月額制の中では、STORES・カラーミーショップ・Shopifyの費用は近い。デザイン・アプリ・海外への広げやすさはShopify
  • MakeShopは月額が高めで、すでに売上があるお店向け

迷ったら、まずBASEかSTORESの無料プランで売れるかを確かめてください。ブランドを育てる・海外にも売ると決めているなら、Shopifyの無料体験で管理画面を確かめてから始めるのが、費用をむだにしにくい選び方です。

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