【卒業生021】テレビ局を独立後、企画・取材力を活かしてブロガーへ転身!パワートラベラー実践会の五十嵐さんが卒業しました。

僕が運営しているオンラインスクール「パワートラベラー実践会」から、
新しい卒業生メンバーが誕生しました!
今回は自分の「好き」をブログで情報発信し、収益化を達成されたメンバーさんです。

格安スマホやLCCをテーマに扱うブログ
「いがモバ」を運営されている五十嵐さん。

好きなもので情報発信をして生計を立てるのはなかなか難しいのですが、
ブログ運営から1年で月間25万PVを達成!
ブログのブランディングと収益化を達成されました。

今回、五十嵐さんとスカイプで色々とお話させていただきましたので、
ご紹介させていただきます。

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テレビ局の報道ディレクターを退職し、ブロガーへ

五十嵐さんはもともと、TV局の報道ディレクターとして12年働いていらっしゃいました。

スマホやモバイル系の情報は趣味で集めていたそうなのですが、
そのとき特に興味を惹いたのが、「格安スマホ&SIMを使って携帯代を安くできること」。

職場の同僚の方の料金相談をしているうちに
「この自分の知識は、たくさんの人の役に立つかもしれない」と気付き、
この分野での独立を視野に入れ、ブログ運営を開始されたとのことです。

igamoba

いがモバの公式サイトはこちら⇒http://igamoba.jp/

パワートラベラー実践会に入会された2015年12月の段階では、

月間UU:約5万人
PV:約8万PV
収益:4万円前後

だったのですが、そこから本格的なキーワード選定を取り入れたり、
ブログと相性の良いアフィリエイト広告の記事を増やしていくことによって、

運営から11ヶ月後には、

月間UU:17万人
PV:31万PV
収益:71万円(発生報酬)

までアクセスと収益を伸ばすことに成功されました。

現在ではモバイル&LCCブロガーとして、航空会社への取材を行ったり、
雑誌やポータルサイトへの寄稿をされたりと、

ブログ運営を軸として、オンラインとオフラインを行き来しながら
仕事をするライフスタイルを叶えていらっしゃいます。

TV局時代に培った取材力を、そのままWEBメディアへ!

五十嵐さんのブログを読んで、
「これは他のブログより圧倒的だな!」と思ったのは、その取材力です。

いがモバは、格安スマホやSIMなどのモバイル関連や
LCCの記事をメインに投稿しているのですが、写真はすべてオリジナル。

LCCに関しても、利用者として搭乗をしたレビューを書くだけではなく、
機内の写真や客室乗務員の写真なども、メディアとして取材依頼を出して撮影をされています。

http://igamoba.jp/?p=12242

1記事にかける熱量や作り込みの量だけでなく、
そもそもの企画や記事の作り方についても、とても興味深いです。

五十嵐さん:
もともとTV局で12年間働いていた経験が染み付いておりまして、
基本的には「外回りの取材」をベースにしてるんです。

実際に自分で足を運んで記事を書く。
必要であれば取材の依頼を出して、話を聞きに行く。
それをベースに記事を書くということをしています。

阪口:
TV局時代の経験をそのまま活かしていらっしゃるのですね。

五十嵐さん:
はい。この仕事をやってみて気がついたのは、
ブログの執筆と、TV局時代に番組を作っていたときと
まったく同じような感覚でできるということなんです。

僕は1つの記事を「10分の特集番組」と思って書いてるんです。

企画を考えて、構成を考えて、どんな素材や写真が必要かを考えて、それを記事にまとめる。
それはTV局の仕事とまったく変わらないんですね。

ですので、TV局の仕事をやっていた人は、
意外とこうしたWEBの仕事は合ってるんじゃないかと思うようになりました」

阪口:
記事のネタを仕込んだり、記事をアップするスケジュールは
どうやって決めていらっしゃいますか?

五十嵐さん:
まずは手帳で、1ヶ月先の予定まで書き込んでいるんです。

特にモバイル系や航空会社系は、発売日やセール日が決まっています。
そうした情報が一番効果的に出せる形で記事を書くことを意識していますね。

事前に写真が撮れるものは撮っておいて、
ニュースの前日か当日に合わせて記事をアップしています。

阪口:
そうした発売スケジュールに合わせて記事を用意するのも、TV的ですね!


五十嵐さん:
そうですね!

もうひとつ意識していることがあって、
僕は、自分のブログには「自分の写真しか使わない」と決めてるんです。

それはTV局時代に染み付いたものなのですが、
他社の素材やフリー素材って絶対使えないんですよね。

なので僕の場合は、写真がないと記事が書けないんです。
そのため、まずは写真を撮りに外に行く。

これはSIMカードのように、
購入してレビューすれば終わるものもありますが
LCCの取材記事の場合は実際に飛ばないといけないものもありまして。
1日外回りで取材をして回って、数記事分の写真を撮りためているときも多いですね。

阪口:
いがモバの中でも特に驚いたのが、
LCCの「春秋航空」に独占取材をした記事を読んだときです。

http://igamoba.jp/?p=6959

ブロガーがLCCのことを書くというと、インターネット上で調べた情報をまとめたり、
搭乗のレビュー記事などが多い中、
まさか本社に取材に行ってそれを記事にされるとは思わず驚きました。

あれはどんな風に取材の依頼を出したんですか?

五十嵐さん:
あの記事は自分の中でもかなり力作の記事ですね。

これは広報担当の方に、直接メールをして依頼を出しています。
ブログの趣旨や、PV数などのデータを伝えた上で取材をお願いしたところ
快く取材を受け入れてくれまして。徹夜で必死に記事を書きました(笑)

1記事書くのにかかる時間も聞いてみたところ、

「1記事あたり5時間程度、長い記事には8時間かかることもありますね」
「毎日1記事上げるのもギリギリで、ひいひい言っています」

と笑っていたのですが、その口調は朗らかで、
充実した仕事をされていることが伝わりました。

自分の好きをブロガーとして仕事にする

WEBサイトで収益をあげる方法は、大きく2つに分かれます。

ひとつは、アフィリエイト広告をメインにしたサイト運営。

こちらは、まずは売るもの(=広告)を決め、
「そのサービスを紹介するにはどんなサイトを作ればいいか?」
という企画を、マネタイズから逆算して作っていきます。

自分が得意なテーマでサイトを作るときもありますが、
収益性の高い、自分がこれまで触れたことのないジャンルに
取り組むことも多いです。

もうひとつの方法は、
自分の好きな分野や得意や強みを活かして、ブロガーとして収益化を目指す方法です。

こちらは自分の好きなテーマで記事を書いていき、
検索エンジン経由でのアクセスを上げることを目指していきます。

Googleアドセンス(クリック型広告)での広告収益をあげつつ
ブログと相性が良いASP広告を絡める形でマネタイズをしていきます。

こちらは、企画を間違えると
稼げない趣味サイトになってしまうことも多いのですが、
うまくキャッシュポイントと結び付くと、自分が好きなテーマということもあり
どんどんアクセスや収益が伸びていく結果になります。

僕は前者の方法でずっとサイトを作成してきたのですが、
ここ半年は「僕の好き」をテーマにした旅行系サイトを運営しています。

サイト経験を数年積んでからの挑戦になるので、
こうしたサイトでも収益化が出来ているのですが、

WEBサイトでのマネタイズに不慣れな方は
収益があがらない趣味ブログに終止することも多いので
五十嵐さんはそこを突き抜けた、珍しいタイプといえるでしょう。

ブロガーとして生計を立てるためにできること

五十嵐さんは、ブログを立ち上げてから1年未満で、
ブログひとつで生計を立てることに成功しました。

それは、ブロガーとして前職での経験をもとに
良質な記事を毎日書き続けていたことも理由のひとつですが、

取り組んだテーマが良かった」というのが
生計を立てる上で大きな要因になったと感じています。

格安SIMやスマートフォンは、今成長産業ですし、
検索需要も右肩上がりで伸びていっています。

格安スマホやSIM案件のASP広告も充実しており、
1件の成約あたり2-3000円の報酬単価がでるものも少なくありません。

PV数を上げて、アドセンス広告で収益をあげるだけでなく
単価の高いアフィリエイトを組み合わせることで
効率良くマネタイズをすることができました。

五十嵐さんの「好き」が、
これからの市場的にも求められていたことが
この結果に繋がる大きな要因だと感じました。

五十嵐さんは現在、ブログだけではなく、
LCCへの取材や日経トレンディなどの雑誌への寄稿など
ブログの枠に縛られない活動をされています。

ブログ上のオンラインの仕事と
ブログを軸につながったオフラインの仕事とが
バランス良く両立している印象を受けました。

市場や世の中のニーズを見極めた上で、自分の好きを仕事にすること。
そして好きなテーマに関しては、徹底的に取材を重ねて誰よりも詳しくなること。

五十嵐さん、卒業おめでとうございます!
これからも五十嵐さんならではの情報発信とメディア運営、心から応援しております。

五十嵐さんのブログ「いがモバ」はコチラ▼
http://igamoba.jp/

名古屋のセントレア空港でのLCC特集での記事も執筆されています▼
http://www.centrair.jp/special/lcc/

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