当サイトのコンテンツには広告が含まれる場合があります

5年前の目標宣言を読み返して。強く恋い焦がれるほどにイメージできた目標は、必ず叶うのだと学んだ話。

こんにちは、パワートラベラーの阪口です。

僕はビジネスを考えるときに、

「理想のライフスタイルや自分自身のあり方」

というものを、強く、明確に思い描くことしてきました。

「いくら稼ぐか」という経営上の目標だけでなく、「どう生きるか」というあり方を定めること。

そして、自分が描いたライフスタイルを忘れずに、常に意識を続けてきたからこそ、昔思い描いた場所に立てているのではないかと思います。

この記事でご紹介するのは、5年前に僕が作成した目標設定の文章です。

書いたのは2011年10月、24歳のとき。

当時まだお金がなかった僕は、大阪のあいりん地区の三畳一間で生活をしていました。

当時の月報酬は1-2万円程度。世界に出ることは夢見ていたものの、まだそれが「夢物語」だったときのことです。(関連:「あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった『◯◯がない仕事だけはしたらあかん』という話」)

自分が3年後、5年後どうありたいのかを真剣に考え、書いたのが以下の目標設定文になります。

目次

24歳、起業当初に書いた目標設定文

私の夢は、世界を自由に旅しながら、自分の本当に好きなものを徹底的に追求するという生き方を、日本の若者に浸透させることです。

その夢を叶えるために、2012年4月から5年間かけて、世界を周遊します。

まずは自分が、PC一台で旅の資金を稼ぎ、世界を自由に旅する生活を実証することで、そんな生き方が可能だということを証明したいからです。

しかし現状のWEBサイトの収入は、月収2万円をどうにか超える程度。このままでは夢を若者にシェアすることはおろか、出国すらできません。

2012年4月の出国までにひとりでも稼ぐ力を見につけ、「世界を自由に旅する起業家」としてのスタートを切ります。

2.稼ぎたい目標金額

2012年1月までに月収30万円を、

2012年4月までに月収150万円を、

2017年4月までに月収1000万円を達成します。

①月収30万円の理由

2012年4月の出国前に、PC一台で資金を稼ぎながら、3ヶ月ほど日本一周をする予定です。

食い、寝、存分に遊ぶための必要な最低資金の、月30万円をまずは稼ぎます。

②月収150万円の理由

2012年から2017年までの5年間、海外を舞台に仕事をします。

目的は、現地の語学学校で外国語を覚え(英・中・韓・西・泰)、その国の文化・人間・ビジネスを徹底的に学びながら、「誰でも世界一周に出発することができる仕組み」を確立すること。そして国によってネット環境が違うため、「本当に海外でビジネスができるのか」を確かめます。

国によって物価が違いますが、語学学校の学費・移動費・海外セミナーの参加費・異国の女の子とのデート代で、1日5万円=月150万円で計算しています。

③月収1000万円の理由

2017年、30歳を目処に、「世界を自由に旅する起業家を育成する会社」を設立します。

18歳(高校3年生)から25歳(社会人3年目)の若者を主な対象に、日本社会や企業に囚われず、自由にお金を稼いで、世界を駆け回るという生き方を浸透させます。

月収1000万円は、会社の設立資金、人件費、全国行脚の旅費用などに充てます。

3.あなたの夢を教えてください。

私の夢は、世界を自由に旅しながら、自分の本当に好きなものを徹底的に追求するという生き方を、日本の若者に浸透させることです。

大学3年時の就職活動期、それまで夢を追いかけていた友人たちが、まるで賞味期限が切れたかのように揃ってリクルートスーツに身を包み、空ろな表情で、企業面接に望んでいた姿が眼に焼き付いています。

「なぜ21歳で夢を諦めなければならないのだろう」

「夢と仕事を笑顔で両立できる生き方はないのだろうか」

私自身「小説家になる」という譲れない夢があったため、日本社会の枠組みで生きる以外の選択肢がないことに、強い違和感を感じていました。

その答えを探し、日本以外の生き方を知るために、就職活動を放棄し、バックパックに荷物を詰めて、東南アジア7ヶ国を周遊する旅に出ます。

アジアの途上国を周りながら、スラム街で暮らす子どもたちと交流し、現地の国際協力団体でボランティア活動に励み、仲良くなった売春婦たちと屋台で飯を食い、途中であった旅人たちと日本や世界のことについて語り合う….日本では決して知ることのできなかった世界に触れ、アジア一個分、視野が広がったように感じました。

しかしいくら自分の中の世界が広がっても、日本で生きていく以上、働く必要はあります。

知り合いに拾われて会社勤めを始めますが、社会人としての生活と夢の実現と、企業で働き続けることの違和感に耐えられず、1年半後の23歳で、二度自殺未遂をしました。

職場の人間や恋人を裏切り、夢に挫折し、人生の目標を失い、絶望します。体を動かすこともできない重度の鬱病に陥り、人とまともに会話ができるまで1年3ヶ月かかりました。

闘病生活中、私は決意します。

「自分の好きなものを好きなだけ、それも世界を舞台に本格的にやりこみながら、しかもお金をつくる仕組みをつくってやろう」と。

そして、一人でも多くの若者にそれを伝え、21歳の時、私が感じていた行き場のない閉塞感を、ぶち壊してやるのだ、と。

世界を舞台に生き抜く「力」を身につける。

自分の世界が広がっても、その世界で生き抜く力がなければ夢物語で終わるだけです。

私は、アフィエイトというものを、それを叶える「具体的な力」のひとつとして捉えています。

日本社会の枠組みに囚われず生きていく力。

時間と場所に囚われず自在にお金を生む力。

自分の本当に成し遂げたい夢を実現する力。

その具体的な方法を知っている若者がひとりでも増えれば、日本人はもっと、自分の夢と好きなものに忠実に、未来を選べるようになると信じています。

旅する起業家を100人輩出する

私の当面の目標は、体と、頭と、PC1台さえあれば、世界中のどこにいても自在に稼げる「旅する起業家」を「100人」輩出することです。

異国の街でお金をつくりながら、写真を勉強したり、貿易事業を始めたり、学校で外国語を学んだり、建築の勉強をしたり…自分が本当にやりたいものを徹底的に追求していく。

その100人が1000人に影響を与え、1000人が10000人の価値観を変え、そんな世界を舞台に活動する日本人が増えていけば、日本はもっと素敵に、もっと面白い国になるに違いありません。

その最初のひとりに、私はなります。

ということで、5年前の目標宣言をご紹介させていただきました!

5年前の目標宣言を振り返って

19561024129_5988f1fccf_o

パリで借りたアパートにて

この目標宣言は今でもたまに読み返すようにしていて、そのときの自分が、思い描いている自分になれているかどうかを、確認することをしています。

この目標宣言に書いた風景のほとんどを、今の僕は叶えることができました。当時思い描いていた以上のものを受け取ることができていると感じています。

なぜ僕が、この目標宣言に書いた風景を叶えることができたのか。

それは、この宣言に書いた風景を、強く、そしてハッキリと思い描くことができていたからだと思っています。

「出国する」という言葉を何千回、何万回も唱えながら作業を続け、頭が擦り切れるほど海外を歩く自分の姿を夢想しました。このPC画面の向こう側には、広大な自由の地平が、どこまでも広がっているのだと。

1413213847_thumb

実際、はじめてイタリアのフィレンツェを訪れた時。石畳の街を、路地を歩きながら、奇妙な既視感に襲わえたことを覚えています。

自分はここを歩いたことがある。

なんだか懐かしく、帰ってきたような心地がする。

この街に訪れたことはないのに、どうしてそんな気持ちになるのだろう。その感情の源泉を辿ってみて、ハッと、足が止まって動けなくなりました。

そうだこの風景は、まだ出国をする前、ひたすら三畳一間の空間にこもって作業を続けていた時、頭の中で思い描いていた風景とまったく同じなのだ……。

はじめて歩く場所を懐かしいと感じるほど、強く、強く焦がれていた風景の中に、今自分が立っていること。その風景の中で、ひとりでも生きる力を持っていること。そう気がついたときの、圧倒的な、押しつぶされてしまうほどの、感動。

思っているものは、叶う。

それが、強く、擦り切れるほどに恋焦がれているものほど。

そのことを、僕はフィレンツェの石畳の上で学びました。

もう一度、5年後の未来を描こう。

Wooden path leading to crossroads. Direction, way to choose. Con

2011年、5年前に思い描いた風景も、やり残しているのはあとわずかになりました。

私の当面の目標は、体と、頭と、PC1台さえあれば、世界中のどこにいても自在に稼げる「旅する起業家」を「100人」輩出することです

異国の街でお金をつくりながら、写真を勉強したり、貿易事業を始めたり、学校で外国語を学んだり、建築の勉強をしたり…自分が本当にやりたいものを徹底的に追求していく。

その100人が1000人に影響を与え、1000人が10000人の価値観を変え、そんな世界を舞台に活動する日本人が増えていけば、日本はもっと素敵に、もっと面白い国になるに違いありません。

現在、パワートラベラー実践会の卒業生は15名。また、実践会のメンバー以外にも、独学で収益をあげる手法を学び、自由な働き方を叶えている方が10名ほどいらっしゃいます。

(追記:2017年6月現在、卒業生は51名に増えました)

今、彼らは、彼らにしかできないやり方で、いろんな人たちに影響を与えています。

人数というのはあくまでも指標でしかありませんが、企業や組織に属すことなく、PC一台あれば世界を自由に飛び回る自由を手にした人が100人にもなれば。

その発信力やインパクトは凄まじいものがあると思いますし、何かが変わるのではないかという予感がしています。自由な人を増やす仕事を、引き続き継続していきたいと思っています。

 

夢を叶えてきたこの5年間で、僕は目標設定のあり方を学びました。

叶えることができる目標の条件とは何か。

 

それは、まず鮮烈に、恋い焦がれるほどに強く強くイメージされるものであること。

そして、5年程度でブレないほど、心から「やりたい」と思うもので構成されていること。この2つの条件が満たされている目標は、必ず叶えることができることを学びました。

昔思い描いた夢を最後まで生き、そして次また恋い焦がれるような風景を描いていくこと。この1年、そんな風にして生きていけたら幸せだなあと思っています。

 

阪口ユウキ/パワートラベラー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次