病気で普通に働けない人に「一人でも生きる力」を~アトピーと戦うKさんとお話して感じた"WEB力"の必要性。

今日はエンジニアをされているKさんとお会いしました。

Kさんは昔からアトピー持ちで、20代の頃はなんとか薬で抑えられていたのが、薬が効かなくなってしまい一気に症状が悪化。外を歩いて風を受けるだけでも肌が痛くて辛く、働けなくなり、半年間休職されました。

僕はこれまで、アトピーというのがここまで辛い病気とは知りませんでした。

外を歩いているだけでね、風が吹いただけで痛いんですよ。もう歩けないくらいに。

仕事も営業とかの外回りの仕事はできないですよね。どうしても、僕が今やってるエンジニアとか、裏方の仕事になる。

女の子とか、もっと辛いと思いますよね。化粧もできないですし、泣きながら成人式を迎えている子もいましたよ。

ふつうに、恋愛することも、できない。

そんな世界のことを、僕は全く知らなかった。

ただ、普通になりたい。

僕はたしかにうつ病になって長く苦しみましたが、それでも、うつで仕事を辞めてから2年後には出国しています。

しかし、アトピーとの付き合いはその比ではない。10年単位で付き合い続け、その期間、ずっと苦しみ続ける人もいる病気。それを知り、その痛みを想像するだけで胸が苦しくなりました。

病院に行っても治るかどうかわからない。病院を転々とし、病院の治療で良くならないのであれば外部の治療を頼らなくてはならない。そうなると保険適応外になり、出費がかさむ。しかしお金が稼げるような普通の働き方はできずにどんどん追い詰められていく。仲間うちでは、あまりにもアトピーが辛く、生活保護を受けたまま引き篭もってしまう人もいるのだと聞きました。

外を自由に歩きたい。普通の仕事をしたい。普通の恋愛がしたい。僕らが望んでいることって、贅沢なことでもなんでもないんですよ。ただ、その普通の状態が欲しい

僕はその言葉を聞いて、泣きたくなりました。あいりん地区に住んでいた時、僕もまた切実に、「普通」に憧れを抱いたからです。

普通になりたい。普通に稼いで、普通にお洒落をして、普通にデートをして、そんなふうな毎日を送ることができたらどんなに幸せだろう。外を歩けば、女の子は自分を浮浪者でも見るような冷たい視線を送ってくる、僕の体臭はあいりんの臭いに染まっている、最後に新しい洋服を買ったのはいつだろう、最後にお腹いっぱいご飯を食べたのはいつだったろう。何度「普通」の状態に憧れたかわからない。

それと同じような感情を、Kさんは抱いているのだ。何年も、何年も。

病気で普通に働けない人たちに「一人でも生きる力」を。

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Kさんが僕のところにいらしたのは、アフィリエイトをはじめとした「収益を上げるWEBサイトを作る」ビジネスに興味を持たれたからでした。

ふつうに企業や組織で働くことが辛い。働けても裏方の仕事しかできない。でも、もしPC一台でどこでも生計を立てることができれば、きっと今とは違う世界が見えるに違いない。アトピーの改善には、「ストレスを軽減する」ということも大切なのだそうで、普通に企業で働いていれば、理不尽なストレスが溜まってアトピーも治らない、しかし一人でも自由に働くことができればそのストレスも消え、規則正しい生活を送ることができる。そのための、「WEBサイトを作る」という選択肢。

その話を聞いた時、僕がやっている仕事は、こういった悩みを抱えている人にも届くのだと、胸が震える思いがしました。

治療をし、治療費の稼ぎ方も教える、新しい「先生」へ。

Kさんは、今は治療を受ける側ですが、最終的には治療を「する側」に回りたいとお話されていました。

そして、ただ治療をするだけでなく、ふつうに働くことができない人たちに、PC一台でもできる働き方を伝えたい。アトピーの治療もし、普通に働けない人たちに、お金の稼ぎ方も教える。病気を治しながら生計を立てるサポートもする、そうして病気に苦しんでいる人たちを一人でも多く救いたいと話されていました。本当に素晴らしい理念だと思います。病気は治せる先生はいても、その治療費の稼ぎ方まで教えてくれる先生はいない。Kさんの理念に、心の底から共感しました。

僕は、Kさんが作ろうとしているサイトの基本設計や、そのテーマで収益をあげるためのコンテンツの考え方、サイト作成ソフト、今後のスケジュールなどについて2時間ほどかけてお話しました。そして、途中でもサイトができあがったときには、URLを教えてもらい、またチェックするというお約束をしています。

Kさんが力を身につければ、その周りの世界も救われる。僕がKさんをサポートすることは、世界を救うことになる。

Kさんの理想を形にするお手伝いを、これからもしていきたいと思います。

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