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一生涯、夫婦で語れる思い出に投資する。なぜ夫婦で2ヶ月間のヨーロッパ旅行に出発したのか?

結婚することが決まった時、「なんのためにお金を使いたいか?」と、妻と話し合ったことがあります。

僕らは夫婦でそれぞれ時間や場所にとらわれないビジネスを持っていて、お互い協力する形で仕事を進めています。

ですので、住む場所や時間の制約がなく、結婚後どういったライフスタイルを生きていくかはまったく白紙の状態でした。

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何にお金を使う人生を生きていくか

そうして話し合って出てきた答えは、「今しかできない経験に使いたいね」ということでした。

お金をどう使うか、ということは、どう生きるか、ということと結びついています。

  • 新居を構える
  • 車を買う
  • 洋服を買う
  • おいしい食事をする
  • ビジネスを拡大する
  • 不動産に投資する

その他、数えきれないほどたくさんの選択肢があり、そのうちの何を選択するかが、生きる、ということなのだと思います。

そうした選択肢の中で僕らは、家族が一番自由に動くことができる二人だけのこの時期に、今でしか見えないもの、今でしかチャレンジできない経験に投資をしようと決めました。

もしも家族が増えたら、二人の意志決定だけでどこにでも自由に行けるわけではなくなります。また今後、どこかに拠点を構えて行うビジネスをはじめるかもしれません。

PC一台あればできる仕事の仕組みがあり、それを個人の範囲で収めている今だからこそできる生き方がある。そんなふうに僕らは考えました。

今後何十年も語り合える「夫婦の思い出に投資する」という選択肢。

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この5月から、僕ら夫婦はヨーロッパ旅行をしています。

羽田→パリに移動してから2週間の滞在。その後、ウィーン、プラハ、アムステルダム、ブリュッセル、ロンドンと巡る2ヶ月間の旅程です。

夫婦ふたりで2ヶ月間ヨーロッパにいる。もしこの旅費を他の何かにまわせば、色んなものを手に入れることができたと思います。

僕らはバックパッカー的な旅行をしているわけではなく、日本と同じ水準で生活するように旅をしています。

物価の高いヨーロッパということもあり、正直、胸がドキドキするような旅費になっています。「旅中にこれだけの収益をあげられるかなあ」と不安に思うことも多いです。

しかし、この2ヶ月間を、今しかできない経験に投資することで、僕らは一生、二人で語り合うことができる思い出を手に入れることができます。

「あのとき無理してでも出てよかったね」

「ひやひやしたけどなんとかなったね」

そうした共通体験の密度が濃くなればなるほど、より夫婦として強くなれるように感じました。

今の自分の感受性でしか感じられないものがある。

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今の自分でなければ感じられないものがある

これは、23歳でこの”パワートラベラー”という働き方を思いついたときから意識していたことでした。

仕事をして、お金を溜めて、経済的な余裕がでてから旅をする。つまり、仕事を長年がんばってきた「ご褒美」として、自由を手に入れることが許されるというのは、一般的な順序かと思います。

しかしそれでは、今自分が感じている感受性のまま、色んな世界を感じることができません。

今の自分が感じていることも、数年後の自分ではもう、感じられなくなっていくでしょう。

たとえば、昔学生時代に感じていた理不尽な歯がゆさのようなものを、今の僕はリアルに感じることができなくなっています。

若さや未熟さ、やわらかさのようなもの。覚えていはいるけれど、もうリアルに感じることはできないもの。そうしたものが時間が経てば経つほど増えていくのでしょう。

今の自分が世界にでなければ意味がない。

今の自分にしか感じられないものがある。

「経済的な余裕がでてから」という理由でその機会を逃してしまったら、もう二度と手に入れられないものがきっとたくさんある。

だからこそ僕は、旅をしながらでもできる仕事を作ることを目指しました。

夫婦生活にも同じことがいえるのだと思います。

今のふたりにしか見えないものがある。夫婦になってまだ若い今の時期だからこそ、体感できるものがあるに違いない。そうした今のふたりにしか感じられないものに、僕はお金を使うことを決めました。

お金は使うためにこそ夢中になるべき

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お金は、儲けるために、夢中になるものではなく、使うためにこそ、夢中になるべき

これは、シャネルの創業者であるココシャネルの言葉です。

お金を稼ぐことはもちろん大切ですが、その先にどんな生き方を選択していくかということにこそ、僕らは本当に夢中にならなくてはならないのでしょう。

今回の旅行でもたくさんお金を使い、夫婦で一生語り合えるような経験をたくさん仕入れてきたいと思っています。

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